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スタッフの本棚

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「夢をかなえる読書術」伊藤真
本を読むこと、それはとても大切なことと思っているけれど、
「なんでなの?」と聞かれると、
「そりゃあ、そうだろ、だって、モゴモゴ、、」となってしまう。

そんな時、「と、とにかくこれを読んで見なって!」というふうにご使用下さい。

著者の伊藤真さんといえば、
法学部出身なら知らぬものはいない、というくらい、その方向では有名人です。
わかりやすいテキストを出版し、
伊藤塾という法律家を目指す人のための予備校を主催されています。
弁護士である私の弟も伊藤塾出身です。

伊藤真さんは憲法についての講演なども各地で一般の方向けにおこなっています。
二度、講演を聞きに行きましたが、豊富な情報量と見事な弁舌で満腹になる講演です。
憲法九条の価値やその解説は、とても説得力があるし、共感できる素晴らしい考え方だと思えます。
伊藤さんの憲法についての本はわかりやすくておすすめです!

そして、その勉強家の伊藤さんがどのように本を読んでいるのか、
それを解説しているのが本書です。

その中で、本は「考える素材」というところが、なるほど!と思いました。

確かに、本を開き、文章を読んでいるんだけど全然違うことを考えていること、ありますね。
そこから頭の中で話がどんどん発展していって、もうその時は本閉じちゃってる、
ということもよくあります。ありますよね?

読書が、アイデアや発想の起点になっている。
感度が高くなればなるほど、本閉じちゃう。速読なんて全然できない。
そんな読書もよいと思います。
(ちなみに伊藤さんはかなり読むの早いと思うし、かなり多読してます。)

昨今では、ネットの情報さえあれば本読まなくてもOK的言説が流布してる気がするけど、
なんとなくそうじゃないと感じてたのは、こういうことなのですね。

得たいのは情報だけでないのです。

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「今日からしつけをやめてみた」柴田愛子
我が家では、3人目が生まれ、子育ても小慣れてくるかな、と思いきや、そんな事はなく。
子育ての悩みはただ×3になったわけで。
もっと言えば、それぞれの関係性も考えると3乗されているような時もあるわけで。。

そんな途方に暮れそうなとき、この本をパラパラとめくるとよいでしょう。

何度も読み返したい本であり、みんなに読んでもらいたい!と思う本です。

この本は、柴田愛子先生の「リンゴの木」にお子様を通わせている建て主様から教えてもらって読みました。
本を読んで感動したので、先日、講演も聞きに行きました。
講演もすごい良くて、
聞いてしばらくは子供のことを考えるときや、妻と子供の話をするとき、
愛子先生の話し方になってしまいます。

この本から受け取ったメッセージは「そのままでもいいのよ」ということ。
「だってそのまま大人になるわけないじゃない!」と心の中のミニ愛子先生が話しかけてくるようになります。

やらなきゃ!と思ってるしつけの多くは、「実はやらなくてもいいんだ」と思えたら、かなり肩の荷が降ります。

しつけは押しつけ。
でも本当に気になっちゃうことはいいのよ。
それがあなたが親である価値なんだから。

誰かが「そうしなくてはいけない」と言ってることと
自分が「やってほしいな」と思うことを
自分の中でもちゃんと見分けて考えないといけないな、と思いました。

みんな同じように悩んでいることを知ると安心できるし、
愛子先生の視点を通して、面白がって子供の行動が見れたら、子供達を愛おしく感じることができます。

あと、子供の年齢によって、彼らが見えてる世界が違っていて、
子供の見えてる世界がなんとなくわかってくると、コミュニケーションの取り方も
こちらの気持ちも変わってきます。

この社会はほとんどの場所が大人のための場所。
子供達は肩身の狭い思いをしながら育たなければいけない。
その状況は少子化の日本では避けられないことなのかもしれません。
でも、みんながこの本読んだらもっと子育てしやすくなるのに!!と思いました。

天然住宅でも講演会企画したいです。

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CHANGE
とても新しい本です。

建築家の谷尻誠さんが、建築の本ではなく、働き方の本を書いたというわけです。

メディアへの露出が多かったり、建築以外のことにも積極的に関わっていくため、チャラチャラしてるイメージを持たれているであろう谷尻さん。でもきっとそんなこと何も気にしてなく、楽しそうな谷尻さん。

ご自身の事務所で働くスタッフに、体にいい「オカン料理」を食べてもらいたいということで始めた社員食堂。執務スペースと地続きで社員食堂があり、普通に一般の方のためにも営業しています。店の名前もそのまま「社食堂」。

谷尻さんはここで「うっかりが起こる場所」をつくりたかったそうです。
自分ではコントロールできない出合いをしてもらえるように、設計事務所と食堂がひとつのフロアにあるだけでなく、写真を飾ったり、本を置いたりしている。

谷尻さんは、ちゃんと設計者・経営者としてのリスクを背負って、仕事として楽しいことをしている。
オンもオフもなく、頭も切り替えないそうです。
左手のあ
本の中にあったゲームを、私もやってみました。

「左手で描いた「あ」は人工的でありながら、自然現象でもある。」とのことで、描いてみたのです。
(写真左が左手の「あ」、写真右が右手の「あ」)

描いてみて思ったのは、なんかかわいい奴だな、と。愛着が湧いてきます。

なぜだろう?と考えてみて、思いました。右手の「あ」のおかげなんだな、と。いつもいてくれる右手の「あ」の安心感。完全に「俺の字」です。

そしたら、右手の「あ」もかわいくなりました。

人工的なものと自然現象的なものの関係性の中に、豊かさとか心地よさみたいなものってあるのかな。
それって、建築の仕事じゃん!とてもいい仕事だ!

そう思いました。
こうやって、いつもより少しだけ深く考えてみることは、楽しいです。

考えることって、楽しいことのはず。
働くって、楽しいことのはず。

谷尻さんは、これを教えてくれました。

読了後はなんとも清々しく、そして自由な気持ちに。なんか楽しいかも!と。

とても読みやすい本です。読書が苦手な方にもおすすめです。

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社員をサーフィンに行かせよう イヴォン・シュイナード
言わずと知れた名著であります。
有名企業の社長が著した「ビジネス書」として知られているのだろう、と思いながら読み始めました。

しかし、実際に読むと、後半の三分の一くらいが環境問題についてじゃないか!とびっくりしました。

確かに今思えば、タイトルには、その予感が漂っていました。

読書には、「後になったらその理由のわかる学び」がありますね。
それこそ本来の学びの姿、ダイナミズムなのではないか、と思います。

つまり、少しおしゃまな生徒A君がこんなことをよく言いますね。
「この授業に出て何になるというのですか?」と。
しかし、授業をうける前にはその理由は誰にも(先生にも)わからないのです。
その答えがわかるのは、授業を受けた後のA君だけなのです。

それが学びなのです。イメージとは逆ですね。
本は、「この情報が得られるから読む」のではなく、
「読んでどうなるかわからないけど、今よりいい状態になっている」予感がするから読むのです。

だから、授業を受ける前に意味ないからとサボるのはやめましょう。

・・・と、本と全然関係ないことを書いてしまいました。
でも、「知ってる感じ」で書いてあるレビューをみると、「け」と思ってしまうおしゃまな私は、
レビューではなく日記を書きたいと思っています。
読書にまつわるエトセトラを徒然なるままに。

さて、冒頭でびっくりしたままの私に話は戻りまして。

それだけ、自然を愛している著者を素晴らしい人だと思うのは当然ながら、
企業になれば、暗黙の了解として政治的な発言を避けたり、
反骨を露にすることを避ける傾向にあるけれども、
ちゃんと、言うべきことを言い、やるべきことをやって、
でも生き残っている。多くのファンをつくっている。
本当に稀有な会社ではないかと思います。

こういう会社を増やさないといけないと思います。
社会を持続可能なものに、良い方向に導ける可能性を、企業はもっていると思います。
私たちもこのような会社の一つになっていきたいと強く思います。

パタゴニアは、後続にとって、勇気をもらえる存在なのです。