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エコラの森

みなさん、こんにちは。
天然住宅スタッフの小野寺です。


先日、宮城県『エコラの森』での「くりこま植林&皮むき間伐イベント」に参加してきました。


杉の植林と皮むきを体験するイベントです。
当日は季節外れの暑さで、ヘトヘトになりました。。

しかし、だからこそ、その後の温泉とビールは令和一感動的でした。
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設計を担当している私は、普段は体よりも脳みそを使うことの方が多いです。

屁っ放り腰のヤワな男ですが、体験を通して感じたことを記しておきたいと思います。



皮を向いたばかりの杉の木の表面は、つやつやしていてみずみずしい。

木はここで生きているんだと、実感します。


皮をむくことで、木は乾燥し、葉を落とします。
そうすると、多くの光が森の中に差し込み、草木が根を張るようになります。


また、乾燥を続けて立ち枯れした木は、軽くなります。
軽くなった木は、伐採や搬出の際に大型の重機を必要とすることはありません。

森は傷つくことなく、健やかに守られます。
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皮をむくということは、植物として生きた木の命をいただくということでもあります。

その命のおかげで、私たちの暮らしは守られ、豊かなものになります。感謝せずにはいられません。



家族とワクワク楽しく暮らせる家。
冬は暖かく、夏は涼しい家。
それはとても素晴らしいことで、私もそれを目指した設計を心がけています。

それと同様に、家を建てることで社会や環境に与える影響のことも、深く考えるべきだと思います。



家を建てるということは、とても個人的な出来事ですが、住まい手だけで完結するものではありません。


環境の大きなサイクルの中に組み込まれている、とても大切な出来事なのではないでしょうか。
牛も馬もいます


暮らし方や生き方が多様化した今だからこそ、いろんなことが実現できるようになった今だからこそ、もっと周りに目を向けたい。

そこに家を建てることで、何が起こるのか、もっともっと想像力を持って考えたい。

そう思っています。



そして、その想像力を一番持つべきなのは、我々設計者であり、建築家なのではないだろうかと。



住まい手の夢を実現し、社会や森にも想いを馳せる。

政治でも仕組みでも根性でも、どうにも解決できなかったことを、建築の力で解決することができる。

そう信じています。

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「建築家は山へ行け」


挑戦的で偉そうなフレーズですみません。

とりあえず、一緒においしい空気を吸いに行きましょう。

健やかで、おおらかな営みを、見に行きましょう。

「なんか、わかんないけど、こっちが正解だよな」って、私は思いました。


見せましょう、建築の底力を。