価格改定について
この度、建築資材の価格高騰を受け、セミオーダープランの価格の改定をいたします。
理由としては、主に2つあります。
ウッドショックによる木材価格の高騰と、鋼材価格の上昇です。
ウッドショックは、アメリカや中国の住宅需要拡大の影響を受け、外国産の木材が、日本に入らなくなったことから、国産の木材の需要が急増し、その価格が高騰する事態に陥ってしまいました。
その影響は建築業界全体に及ぶもので、特に影響を受けたのは、普段から外国産の木材を主に使っているビルダーで、引き渡し時期の延長、着工のめどがつかないというようなところもありました。
また金額への転嫁に関しては、今年6月ごろから大手ハウスメーカーをはじめ、各工務店などが対応をしはじめておりました。
その金額も普段使っている木材の違いにより影響に差があり、100万円~200万円の値上げをせざるを得ないビルダーもあったようです。
当社に関しては、これまでできるだけお客様に影響がないようにと、価格改定をせず、対応してまいりました。
また、その影響も他社と比べると大きくなく、影響の時間的な緊急性も高くはありませんでした。
それは当社が、普段から国産材を100%使用して建築をしていることがひとつ。
そして、木材を仕入れているくりこまくんえんが普段から自立した木材調達を心がけて運営してくれていることがあったおかげでした。
ただ、それでも、くりこまの方で一部仕入れている丸太の価格高騰の影響はあり、また、当社の住宅の一棟あたりに使用する木材の使用量がもともと一般的な建築よりも多いことから、本体価格への影響は免れない状況になりました。
価格高騰が短期的なもので、価格がすぐに戻るようであれば、そのままの価格で提供できればと考えておりましたが、価格が戻る予測が立たないことから、今回の価格改定を実施するに至りました。
鋼材に関しても海外での需要の高まりの影響を受け、原料価格が高騰しているため、建築に使っている部分は多くないにしてもこちらに関しても反映をせざるを得ない状況になりました。
それでもなるべく価格転嫁後の差が少なくなるよう、建築工程や建材の見直しを図り、各業者と相談をしております。
価格改定の概要は下記になります。
例として、
セミオーダー24坪プラン
本体価格(税抜き) 2,072万円⇒2,142万円
ご提供価格に関しては日ごろから継続的に検討をしているところであり、今後も質の高いものを価格を抑えて提供できるように、努力していく所存です。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
その他のプランの金額はこちらをご覧ください。
https://tennen.org/building/baseplan