田中優コラム。「切羽詰まった地球温暖化」
今年の8月9日、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が『第6次評価報告書』を公表した。その中で重要なのが、「温暖化の原因が人間活動の可能性が高い」と言ってきたのを、「疑いの余地ない」としたことだ。
この4年が勝負だと言われている。このまま何もしなければ、「疑う余地もなく」温暖化によって滅亡するだろう。
今地球温暖化を起こしてしまっているのは、言葉を変えて言うなら「植物の光合成による炭素固定量と人間が地中から掘り返す炭素燃料のバランス」を欠いたことだ。
このバランスを再び取り戻そう。一次的にはより多くの炭素を陸地に貯蔵する必要がある。その危機的な時期を越えたならば、炭素を放出しない暮らしによって、「植物の光合成による炭素固定量と人間が地中から掘り返す炭素量」とをバランスさせよう。そのために必要なのは、植物による炭素固定の力を取り戻すことだ。だから緑を増やそう。言うまでもなく、森を燃やしてはいけないし、生育を妨げてはいけない。菌根菌と呼ばれる植物の根に共生する菌と、緑を育てることが大切だ。ここで天然住宅がしている植林活動とつながるのだ。
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