天然住宅 読みもの

読みものメニューをみる

小さく建ててのびのび暮らそう。コンパクトな家づくりの工夫

こんにちは、スタッフの井上です。
先日、世田谷区に暮らす建主F様(以下、Fさん)からメッセージを頂きました。
 
「天然住宅に暮らしはじめて丸3年。家庭菜園をはじめるも、例年なかなかうまく育ちませんでした。でも今年はゴーヤときゅうりが大豊作なんです!」
 
暮らしの中の喜びを伝える写真つきの近況に、おもわず笑みがこぼれました。
 

小さな敷地に建てた17坪のマイホーム



Fさんは2018年に、世田谷区内に戸建住宅を建てました。
購入した土地の面積はわずか17坪。
建物の延坪面積も17坪で、ロフトを含めても21坪の家に家族3人で暮らしています⁡。
 

Fさん:
大きな広い家に住むことや、庭に畑をつくって野菜や果物を育てる夢がなかったわけではありません。しかし車に乗らない自分たちの現実的な選択肢として、通勤・通学に便利な環境を選んだことは、結果的によかったです。
 
都心に近い環境だからこそ、規模は小さくとも自然を感じられる“木に囲まれた暮らし”は贅沢に感じられ、工夫次第で自然を取り入れ、気持ちよく暮らせることを日々実感しています。
 

 
近年、Fさんのようにコンパクトな家(小さな家)を建てられる方が増えています。
小さな家のメリットとしては主に以下のようなことが挙げられます。
 

・建築費用が抑えられる
・固定資産税やメンテナンス費、光熱費などのランニングコストが抑えられる
・土地選びの際の選択肢の幅が広がる
・掃除の負担が楽になる・・etc

 
とはいえ部屋数や広さ、収納スペースが確保しづらいといった懸念もあるため、暮らしやすさを叶えるための工夫が必要です。
そこでFさんに、家づくりで優先したこと工夫したことを聞いてみました。

 

Q1.家づくりで優先したことは何ですか?

 

・背の高い本棚を置いたこと
→収納力と機能性が高まりました。

・トイレを各階につくったこと
→とても快適です。

・狭くても部屋を区切り、目的別に使えるようにしたこと
→おかげで想定していなかったテレワークにも対応できています。

 

 

Q2.家づくりでやって良かったことは何ですか?

 

・高さ制限いっぱいまで屋根を上げ、空間を広げたこと
→狭くても、勾配天井により開放感のある部屋になりました。

・ロフトに固定階段を付けて、使いやすくて広い収納スペースを得たこと
→ロフトの広さは約8畳。収納スペースとしても十分な広さがあります。
 
・ウッドデッキと木塀により、開放的かつ適度に私的な空間になったこと
→ウッドデッキには植木を置いたり、夏は子ども用のプールを置いて遊んでいます。高い木塀により日々の洗濯物を干しても外からの視線が気になりません。水回りが一階なので、同じ一階に洗濯物を干せるのはとてもありがたいです。

・洗面脱衣所の上に、物干し棒を2本設けたこと
→室内干しや、一時的な衣類かけとして重宝しています。

・玄関に鏡を設置したこと
→姿見がなくて済んでいます。

 

 
Fさん:
広さの制約がある中でも、自分達がこだわりたい部分は実現させて良かったと感じています。このこだわりが、暮らしに満足感を与えてくれているからです。
そして何よりも、木の成分が生きている天然住宅の家で、安全・快適に、気持ちよく暮らせているのが嬉しいです。
 

 
Fさん:
少しですが、土を残して季節の花や野菜の栽培ができたことも、よかったことのひとつです。お陰で今年は、ゴーヤときゅうりをたくさん収穫できました。植物があると、ご近所さんとも自然に会話が弾んで楽しいですし、土の部分がわずかなので、草むしりなどのお手入れもとても楽です。小さい子どもを育てている中で、植物を地植えできる土がある環境は子どもの成長にとても良いと感じています。

コンパクトな家自体には、光熱費が抑えられる、掃除が楽というメリットがありますが、快適に暮らすにはやはり、限られたスペースをどう有効活用するかにかかっており、そのほとんどが、設計時に決まってしまうというのが正直なところだと思います。なので、建築士さんのご提案に対して、想像力をもって暮らしを描くことが大切だと思います。
 

***
 
小さな家づくりには制限もありますが、工夫のしがいも可能性もたくさんあります。

小さく建てて、大きくのびのびと、そして豊かに暮らす。
そんな家づくりが、これからもっと広がっていったらいいなと思います。
 
Fさん、ありがとうございました。
 

秋頃に新商品をお披露目予定です!


天然住宅では現在、新商品を計画中です。

延べ床面積は約23坪と、コンパクトながらも居心地よさと暮らしやすさを兼ね備えた住まい。

自然素材の家を、より多くの方にもっと気軽に選んでもらいたいという思いから、なるべく建築費用を抑えてご提案いたします。
 
リリースは10月頃を予定しています。どうぞお楽しみに。
 
▼F様邸の施工写真はこちら
>> 自然素材の9坪ハウス2
 
▼コンパクトな家の間取り図をチェック(ライフスタイルに合わせてアレンジ可能です)
>> 9坪ハウス(延床面積18坪)
>> 20坪の家
>> 21坪の家

資料請求

問い合わせ

暮らしのこと、家のこと、
土地のこと。何でもご相談ください。

メールの問い合わせ

電話でのお問い合わせ

tel:042-439-6262

10:00〜18:00 / 日・祝のぞく