こんにちは、スタッフの井上です。
先日、建物の仕上がりを施主様に確認していただく施主検査が行われました。
ひとつひとつの工程をじっくり進めてきた家づくりも、いよいよ完成間近です。
今回のお住まいは、住宅地の特性を生かしながら、明るさとゆとりが感じられる工夫が随所に施されています。
例えば、リビングダイニングには吹き抜けを設け、明るさや開放感を大切にしました。
収納も適材適所に配置し、全体的にゆったりとした印象です。
いいなぁと思ったのが、階段を上がった先にある本棚スペース。
通常、デッドスペースを減らすため、廊下や踊り場を最小限に抑えたプランをご提案することが多いのですが、今回はあえて広めに取り、ご家族が自然と集い、憩える場所をつくりました。
趣味の音楽を存分に楽しめる防音仕様の演奏室も、この住まいならではの特徴です。
匠の技が光る細部へのこだわり
このお住まいを手掛けたのは、棟梁の中村大工です。構造材は中村大工が150本以上、手刻みで加工してくださいました。
細部に至るまで丁寧に仕上げられた施工からは、中村大工の気配りや技術の高さが伝わってきます。
例えば、吹き抜けの壁に設けられた格子。一見シンプルなデザインに見えますが、施工に隠された工夫を知ると「すごい!」と感嘆してしまいました。
リビングダイニングに隣接する和室も、心地よい空間に仕上がっています。
縁のない琉球畳を採用しましたが、和の趣を保ちながらも、リビングとの一体感が感じられました。
障子紙には、沖縄に自生する植物・月桃の茎を原料とした「月桃紙」を。
米糊で丁寧に貼り付けられた障子は、柔らかな風合いとともに、自然素材ならではの温かみが感じられます。
壁付けの照明が漆喰壁に陰影を作ったり、陽の当たり方で、変化する表情も素敵でした。
完成見学会のお知らせ
こちらのお住まいの完成見学会を、12月7日(土)に開催します。
現地見学は12時と13時の回に、1枠ずつ空きがあります。
また、遠方の方やお時間が限られている方には、画面オフで参加できるオンライン見学会もおすすめです。
▼見学会の詳細はこちら
ご来場をお待ちしています!