こんにちは。スタッフの井上です。
先月、兵庫県神戸市有馬にてお住まい見学会を開催しました。
兵庫県での見学会開催は初めて!
関西地方でやることもほとんどないため、果たしてどれくらいの方が集まってくれるだろう・・と内心ドキドキしていたのですが、当日は京都や大阪など、県外からの参加も多く、また、木材供給を担ってくださった有限会社ウッズの代表・能口さんやスタッフの方、工事を手掛けてくださった木匠和水建築(もくしょうなごみけんちく)の棟梁・廣島さん、左官屋さんなども来て下さり、とても賑やかな会になりました!
▲午後の部は共同代表・田中優のセミナーを。
テーマは、「セカンドライフを楽しむ平屋の家」。
「友人を呼んで、みんなで楽しく過ごしたい」という奥様のためのラウンジと、主にご主人様が過ごすリビング。2つの空間の間には、キッチンを配しました。
3つの空間が並ぶシンプルな構成で、ラウンジとリビングには、それぞれロフトも設けています。
▲小屋裏とは思えないほど美しい佇まいの空間 ▲無垢杉とステンレスでシンプルに仕上げた造作キッチン
木材は節の少ないきれいな材を入れていただきました。廣島さんには木材の色味や木目に気を遣いながら、細かなおさまりなど、とても美しく仕上げていただきました。建築中、近所の方が大工さんの丁寧な仕事ぶりを褒めていかれることも多かったそうです。
▲部屋の端から端まで、一枚板のフローリング! ▲節目のほとんどない美しい木材 ▲匠の技が光る金輪継ぎ。隙間なくビシッと組まれているところにほれぼれします ▲ロフトからの眺め
▲キッチン上の勾配天井。とても高くて解放感抜群です ▲階段の手すりひとつとっても、大工さんの腕の良さが伝わってきます。漆喰のコテむら、ざらっとした質感。いい雰囲気です ▲キッチンの床はフローリングでなく、タイルを貼りました ▲造作洗面台。洗面ボウルは有田焼 ▲ペンダントライトも空間に馴染みます ▲玄関扉は無垢材で造りました
見学会中、建主のS様からも一言いただきました。
S様は、「天然住宅から社会を変える30の方法」を書店で手にとったのがきっかけで天然住宅を知りました。それまでたくさんの書籍を読んで家づくりの勉強をされてきましたが、“コンクリートの耐久性”について踏み込んだ話をしていたのはこの本だけだったそう。
阪神淡路大震災を経験後、マンションのコンクリート部分のひび割れを多く目にする中、上物だけでなく、基礎部分であるコンクリートの耐久性にまでこだわった家づくりをしている、それが天然住宅を選ぶ決め手になったとのことでした。
遠方かつ初めての場所での家づくりは工務店探しがとても大変でした。今回、ウッズさんのご紹介で最終的に廣島さんのところにお願いすることになりました。
ひとつの目的に向かって、真摯に誠実に家づくりをしてくださった方々のおかげでとてもいい家が建ちました。
川上から川下まで、顔の見える関係の中で信頼関係を築きながら抜群のチームワークで家づくりができたこと、設計を担当した小野寺も、とてもしあわせそうでした。
建主さまの喜んでいるお顔、皆の想いが形になった家に立ちながら、今回改めて見学会を開催できたことを、とても嬉しく思ったのでした。
▲外観は、火山から噴出したシラスを原料にした塗り壁と、杉板張りの組み合わせです。杉板は建主様自ら、自然塗料を塗りました ▲最後に記念写真を
建主さまをはじめ、今回の見学会にご協力いただきました皆さま、ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました!
「セカンドライフを楽しむ家in有馬」実例写真は こちら>>