静岡県東伊豆町 D様
天然住宅を知ったきっかけは何ですか?
電力自給型の家を建築したいと思い、それに詳しい建築会社を探していましたが、見つけることができずにいました。自分たちでもっと勉強し、建築会社へ教え理解してもらうしかないと諦めていたところ、田中優さんのSNSで、自給型太陽光発電システムについて書かれた記事を見つけ、天然住宅を知ることができました。電力自給型の家が建てられると分かり、喜び興奮したことを今でも鮮明に覚えています。
天然住宅で家を建てた決め手は何ですか?
決め手は「電力自給の家(オフグリッドハウス )が建てられること」でしたが、今となれば、天然住宅が掲げているコンセプトと私たち夫婦の想いには通じる部分があったと思います。
夫は2006年頃から約5年間、東京郊外にある山林の間伐ボランティアをしていました。山林再生の大きな課題と恵みは、妻の私も知っていました。
建築地となった約5000坪の山林は、2013年5月に購入しました。同時に重機も購入し、夫婦で山林をチェンソーで開拓しオリーブ畑にしたのですが、天然住宅が掲げている「森の再生」「林業再生」「山を活かす」に相通じるものがあると思います。
私は若い頃から、地球と人に良いものを伝えていきたい!共に生きたい!と想っていました。家が完成し、生活が落ち着いてきてふと気づいたのですが、今まで考えていた様々な想いが、天然住宅を建てたことによって実現しているように思います。
実際の住み心地はどうですか?暮らしの変化はありましたか?
天然素材から発せられる空気やエネルギーはまさに森林の中にいるようです。木が生きていて、ちゃんと意思があるように感じます。
また、適度に湿気を吸ってくれ、乾燥時期には湿気を吐いてくれる、夏は涼しく、冬は暖かい家だと思います。
子供の頃よりお世話になり、今も夫婦でお世話になっている高齢の知人女性をわが家へ招いたことがあります。ほとんど外出せずに、2日間泊まっていただきました。
その方は長いこと腰を痛がり、朝起き上がるのにもひと苦労されていたそうですが、わが家から自宅へ戻ったところ、こんなメッセージを下さったんです。
「腰の痛みが無くなり、すぐに起き上がることができて、家事がらくにできるようになった」「家の空気がとても良くて、緑がたくさんの自然とで、きれいな空気をたくさん吸ったから」と。
すぐにでもまた遊びに行きたい、とも言ってくれました。
身体に入る食事も大切ですが、24時間、人が吸う空気も身体に及ぼす影響が大きいのだと、痛感した出来事でした。
家づくりを考えられている方へのメッセージ
家を建てることで、住み心地や人(身体)に良いだけでなく、地球(環境)にも貢献する建築は地球に生きる者として、とても大切なことだと思います。