こんにちは、スタッフの井上です。
「高砂の家」の現場に行ってきました。
高砂の家は、設計の小野寺が担当するフルオーダー住宅。
細部にわたるこだわりがいつも以上に詰まっていて、今の時点でもすでに見応えがありました。
こちらは前回のブログでご紹介した鬼瓦。小野寺がデザインし、鬼師が形にしたもの。こんなに間近で見られるのは、足場があるうちだけ。貴重な姿をカメラに納めました。
屋根瓦は、創嘉瓦工業がつくる三州純いぶし瓦の「純いぶしライト」。
主張しすぎない、すっきりとした形です。
外壁の下地もすべて無垢材を使うのが天然住宅の特徴です。
屋根庇にはひのきを使用。
軒裏もひのき!
そして、木製雨戸もひのきです!!
ガラス、網戸、雨戸。すべて木製の特注品。軽くて開け閉めも楽です。
和室では、下社(しもやしろ)大工と建主様、スタッフが話をしていました。
床の間に使う樹の打ち合わせをしているようです。
これ、何に使う木か分かりますか?
床柱です!
奈良県産のこぶしの木。皮付きのまま使います。
そしてこちらは杉の一枚板。床の間の床に使います。
こちらも杉の一枚板。立派です!床の間の隣に造る収納の天板になります。
正面をどちらにしようか?など細かな点を検討できるのは、フリー設計ならではだなと思いました。
2階にあがると、爽やかな香りがしました。
その正体は、天井に張ったひのきの小幅板風羽目板。
これは蓄熱式床暖房です。
ガスであたためた温水をモルタル床内に埋設した管を通し、循環させます。
温水の熱がモルタルに伝わって、その上の床を暖めるという仕組み。
モルタルの蓄熱効果で、電源を切っても暖かさが続きます。
棟梁の多賀谷さん。今日もお疲れさまです!
現場の前に置いているリーフレット。
なくなっていたので補充しました。
図面や模型を見て想像していたけれど、形になって初めて分かることがあります。
うわ!めちゃくちゃカッコいいなぁと、この日は何度も思いました。
建主様もとても喜んでくださっていて、それが一番うれしいです。
5月末のお引き渡しに向け、まだまだ工事は続きます。
また進捗をご報告しますね。