こんにちは、スタッフの井上です。
SNSなどではご紹介していましたが、こちらでも!
進行中の現場「高砂の家」は、今では珍しい瓦葺きの屋根です。
一昔前の家では珍しくなかった瓦の屋根ですが、今では街を歩いていてもなかなか見かけません。2022年の国内屋根材市場のシェア数は全体の13%ほどだそうです。
一方、現在の主流は金属屋根で、全体の6割強を占めています。軽量、初期費用が安い、耐久性が高いというメリットがあり、天然住宅でも標準仕様として採用しています。
しかしコロナ禍で金属の価格が高騰し、瓦屋根と比べて価格の開きが少なくなってきたという現状があります。
瓦屋根は断熱性や遮音性も高く、何より非常に高い耐久性があります。
役目が終われば土に還るという究極の自然素材でもあります。
これまでは選択肢に入りづらかったかもしれませんが、メリット、デメリットを踏まえた上で、検討してみるのもおすすめです。
「高砂の家」では、創嘉瓦工業がつくる三州純いぶし瓦の「純いぶしライト」を採用しました。
従来の瓦に比べて、60坪の屋根で約1トンの軽量化がされています。
瓦屋根は、性能面の良さももちろんありますが、見た目の美しさや重厚感もあります。自然素材の家に合いますし、街の風景にも調和し馴染みます。
「高砂の家」の完成が楽しみです。
オリジナルの鬼瓦
ちなみに屋根の棟の端に据えられる装飾瓦のことを「鬼瓦」と呼びます。
鬼瓦には、厄除けや飾り、屋根材に雨水が浸入することを防ぐといった役割があるそう。
創嘉瓦工業ではオリジナルの鬼瓦が作れるとのことで、設計を担当した小野寺がデザインしましたよ!
このイラストをもとに、鬼師と呼ばれる職人さんが形にしてくださいました。
見事な再現力!
そして焼成されたものがこちらです。
かっこいい〜〜
そして先日、ついに屋根に取り付けられました。
迫力ありますねっ!!
勇ましくてカッコいい。でもどこか、親しみのあるチャーミングなお顔。
街ゆく人たちがたくさん見上げてくれたらいいなぁ。
そして街に暮らす人達をあたたかく見守る存在になりますように。