都心から程近く、自然豊かで文化的歴史のある神奈川県西部・大磯での建築。
周囲の環境に馴染み、景色に溶け込み、まちに開かれた、「縁側みたいな家」をイメージして設計しました。
圧巻なのは、建主自ら伐採し、家の中心に据えた、天井までそびえ立つ丸太の通し柱。
ご主人曰く「家全体がまるで一本の木」のようにも感じられるシンボル的存在です。
土間キッチンは造作で。食事も土間のダイニングでとります。
吹き抜けにはあえて手すりをつけず、ネットをはり、お子さん達のくつろぎスペースに。
スタンディング仕様のワークスペースからは夕日の沈む山稜や富士山も臨めます。
作家によるガラス照明。真鍮製の取っ手やペーパーホルダーはご友人によるハンドメイド。
子ども達が絵付けした洗面室のタイルや、ご主人が設えた玄関アプローチの階段など、至るところに建主様のこだわりや遊び心が散りばめられています。
暮らしはじめて2年が経ちますが、まだまだ「未完成」なのだそう。
より楽しく、自分たちらしく。アイデアや理想を自分たちの手で、時間をかけながら形にする。
建主様の家づくり・暮らしづくりに、どうやら終わりはなさそうです。
【参考記事】
建主様によるコラムはこちら
https://tennen.org/tag/家づくりは生き方だ！
伐採ツアーの様子
https://tennen.org/read_contents/12476
上棟式の様子
https://tennen.org/read_contents/15134
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