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大磯町で上棟式を執り行いました

こんにちは、スタッフの井上です。
報告が遅くなりましたが、先月、神奈川県大磯町で執り行われた上棟式の様子をご紹介します!
 
苫米地棟梁はじめ、設備工事を担当する業者さんにも参加していただき、子どもたちの笑い声が響く、和やかで楽しい式となりました。

その一週間前、現場では棟上げが行われました。
棟上げとは、家の骨組みを組み立て、最上部に棟木 (むなぎ) を上げること。
棟木とは、屋根の最も高い場所に配される横架材で、骨組みの中で一番最後に設置されます。
建主様も朝から建て方の様子を見に来てくださいました。

天然住宅はすべて国産の無垢材を使用するので、現場周辺には木の良い香りが漂います。低温くんえん乾燥された木材は表面も艶々でした!

天然住宅が大切にしていることのひとつに、「木材を手刻み加工すること」があります。木の特性に合わせ熟練の大工が目利きし刻みます。
家の耐久性につながることはもちろん、このような技術を未来に伝承したいという思いがあります。

今回も手刻み加工。しかも建主様は職人さんに会いに、わざわざ現地(山形)まで足を運んでくださいました。思い入れもひと塩だったと思います。
 

(参考記事)
>> 「伝統的工法を踏襲する」
>> 【建主様より】当たり前じゃない。いろんな人の思いが繋がって行われる家づくり

近所に暮らす、天然住宅の建主様も様子を見に来てくださいました。同じ地域に仲間ができることを喜んでくださり、建主様ともすっかり打ち解けている様子。何とも心強いです。

基礎と土台の間に設置する基礎スペーサー。樹脂製のものが一般的ですが、天然住宅で使うのは耐食性の高い鋼板製。風を通しやすい形状なので乾燥状態を保ってくれ、建物の長持ちにつながります。

無事に棟木が上がり、これから苫米地棟梁が垂木をかけるところです。

あっという間に組み上げていきます。

2階からは、夕日や富士山が見えました。稜線も美しい。

作業の後はお掃除。道路についた泥を落とす作業、建主様のお子さんKちゃんが手伝ってくれました。ありがとう!
 

そして上棟式当日


祭壇を準備する現場監督の大迫を、Kちゃんが手伝ってくれています。

建主様が用意してくださった野菜は、種から栽培したという大根や、ビーツ、さつまいもなど、手間ひまかけて育てられた、愛情を感じるものばかり。
みかんは地元大磯産。日本酒も湘南のもの。地産地消が嬉しいです。

建主様は「家づくりを通して多くのことを子どもたちに学んでほしい」とおっしゃっていました。ご家族で伐採をしたり、木材を刻む大工に現地まで会いに行ったのも、自然の恵みをいただいて家が建つことや、たくさんの人が関わって家ができることを子どもたちに伝えたかったのだといいます。 

「まだ小さいしどこまで覚えているか分からないけど、きっと記憶に残ると思うんですよね」。そう笑う建主様の優しい表情が印象的でした。

ご家族伐採体験の様子はこちら
>> 建主様伐採ツアー2021

式の後は、直会(なおらい)を行いました。食事を囲みながら、建主様と職人さんが顔合わせをする大切な時間です。
職人さんひとりひとりに軽食を配ってくれるKちゃん。本日、大活躍!

最後にお土産までいただきました。Kちゃん手書きのメッセージに、棟梁の苫米地さんも嬉しそう。

お土産の中身は、パタゴニアのビールと、ピープルツリーのフェアトレードチョコレート、地元大磯のティーショップ「TE HANDEL」のルイボスティ。センスが素敵すぎます!!

完成をお楽しみに!


建主様の想いに触れた温かな上棟式に参加でき、幸せな気持ちで帰路につきました。完成が本当に待ち遠しいです。
 
ご家族が楽しく健やかに、たくさんの笑顔とともに日々を朗らかに暮らしていける家を、これから数ヶ月かけしっかり建てていきたいと思います。
 
どうぞ楽しみにしていてください!
 

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