こんにちは、スタッフの井上です。
川崎市麻生区のコミュニティスペース「愛和根のいえ」第3期工事の完成お披露目会に参加してきました。
建主で、自然食品店「一五一会」のオーナー石井さんが発起人となりスタートしたプロジェクト。
・一五一会
・和みのヨーガ
・ピープルツリー
・天然住宅
医衣食住で繋がる4つの団体に関わるメンバーとその界隈の方々、20名ほどが集まり、ビーガンランチを囲みながら楽しく和やかな時間を過ごしました。
それぞれの団体による活動紹介もありました。
長年、フェアトレードショップ「ピープルツリー」の広報ディレクターとして活躍されてきた胤森なお子さんの、「買い物は自己表現」というメッセージが特に印象に残っています。
胤森さん自身、フェアトレードの洋服をきっかけに、食べ物、エネルギー、お金etc..さまざまなモノやコトの背景に興味を持つようになったそうです。
フェアトレード=途上国支援と思われがちですが(実際に支援そのものなのですが)「◯◯のため」というより、背景の分かるものを買うこと、顔の見える関係を築くことが、自分にとっての心地よさや喜びにも繋がっていると。
自分にとって心地よいことを考えたり、それを自分の意思で選ぶことの大切さも教えていただいた気がします。
うまく言葉にできませんが…
天然住宅でリノベーションした空間も好評でした!
今回、壁の一面にサーキュラーコットンボードという建材を使いました。
廃棄される洋服の繊維から作った再生紙、それを壁紙にした建材です。(上の写真)
詳しくは田中のブログをご覧いただきたいのですが、素晴らしい試みですよね^^
当たり前のように使われる安価で施工性の良いビニールクロスが私たちの暮らしを豊かにしてきた側面もきっとあると思います。
けれどそのほとんどが役目を終えると廃棄物扱いに。
建築業界も、そして繊維業界も、ごみをどうやったら減らせるか、どうやったらごみにしないですむか、今後ますます、さまざまな知恵や工夫が必要になってくると思います。
小さな取り組みかもしれませんが、天然住宅でも協力したいと思いました。
こういう考えに賛同し、ぜひ使ってみたいとこの建材を選んでくださった建主様にも感謝です!
漆喰もエコロジーな素材でおすすめですが、コットンボードも良いと思います。
和室にも、無垢の木にも合います。
グレーっぽい、遠目には石っぽい雰囲気もあります。
ちなみに、施工はでんぷん糊で貼りました。化学接着剤やボンドを使わないところが天然住宅らしいですね。
これから家を建てる方、ぜひご検討ください。実物は愛和根のいえでご覧いただけます。
家づくりも「選ぶ」ことの積み重ねですね。
ぜひ、天然住宅にお手伝いさせてください。