こんにちは、代表の田中竜二です。
今日は天然住宅のあたらしい取り組みについてご紹介します!
家づくりセミナーでもよくお話ししていますが、日本の住宅の寿命は約30年と短命で、建築は人生最大のゴミと言われています。
だからこそ、できるだけ長く住めることが大切で、素材は土に還り、リサイクルできるものを選びたい、と考えています。
実は「洋服」のゴミも同じく問題を抱えています。毎年137万トン、28億枚という途方もない廃棄が行われているそうです。
その洋服をゴミにせず、紙にしたり、さまざまな形で活用しようというプロジェクトがあります。
CCF(サーキュラーコットンファクトリー)という、オーガニックコットンブランド「プリスティン」を運営する株式会社アバンティの創設者、渡邊千惠子さんが立ち上げたプロジェクトです。
その中で、建築部門の方々で企画したCCB(サーキュラーコットンボード)という建材があります。「廃棄される洋服の繊維から作った再生紙」を壁紙にしたものです。一言で言えば簡単そうですが、開発や製造にはとても苦労があったそうです。(服を再生紙にするのも、壁紙にするのも大変なのです)
私たちはその思いに共感し、協力したいと考えています。
先日のリノベーションで建主様にご提案させていただき、使わせてもらいました。既存の壁の上からでんぷん糊で貼っています。独特の素材感があり、無垢の木との相性も良いと思います。
循環する社会をつくるために様々な分野の方々と協働していきたいと思っています。