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【お住まい写真】土間に集う家

こんにちは、スタッフの井上です。
2022年にお引き渡しをした神奈川県大磯町 「土間に集う家」の施工事例を公開しました。

 
ご夫婦と2人のお子さん、愛犬一匹が暮らしています。
 
撮影したのは、暮らしはじめてまもなく2年を迎える頃。

どうしたらこんなにセンス良く暮らせるのだろう?感嘆のため息が何度も漏れ出てしまうほど、素敵なお住まいでした。
 
このブログでは、施工事例未公開の写真もたくさんご紹介します!

以前住んでいた平家の家には縁側があり、友人達がよく集まっていたそうです。
 
新しい家にもそんな場所を作りたいというAさんの思いを汲みとり、内と外が自然とつながる「縁側みたいな家」をイメージし設計しました。

玄関は「ユダ木工」の木製引き戸。
家中のあちこちにグリーンが吊るされています。Mさん曰く「この家は植物がよく育つ」そう。

家の中心には、丸太の大黒柱。2階の天井まで伸びる大木は、建主様が伐採した思い出の木。

土間キッチンは、ステンレス天板と無垢杉材の造作。棚板3枚の“見せる収納”には、Mさんの「すき」がいっぱい詰まっていました。

真鍮のタオル掛けは、ご友人のハンドメイド。使っていくほどに風合いが楽しめる真鍮製。

窓際で揺れるヒンメリはMさんの手作り。

レースや布を吊り下げる。既製品でないカーテンがこの家にはよく合いますね。

ディスプレイ棚は、暮らしはじめてからオーダーいただいたもの。
冷蔵庫の目隠しも兼ねています。

古道具屋で見つけたというアンティーク照明です。

愛犬「きなこ」は、家族にとって癒しの存在。
実は建築時、犬との暮らしは1mmも想像していなかったそうです。

動物の飼育を前提とした設計はしていませんが、特に不便はないと言います。
「もし分かっていたら、ケージの位置をどこに置くかは考えていたかも」とのこと。
ちなみに現在はリビングの一角に。

窓を開け放てばリビングとベランダがつながります。

あまりに外から丸見えになっちゃうかなと目隠しを考えたこともあったそうです。
でも・・緩やかに外とつながる庭がいいなと思い、あえて塀は作らない選択をされました。
木々が育ったら、また景色も変わりますね。

大谷石でつくったアプローチ階段。
友人の家の取り壊しで、外壁から剥がしたものを譲り受けたそうです。
Kさんが、友人たちに手伝ってもらいながら作りました。

陶器のお花は、大磯で暮らす作家さんのハンドメイド。
この家には、知り合いの「◯◯さん」が作ったものがたくさんあります。

さて、2階へいってみましょう。

2階はワークスペースと子どもスペースが仕切りなしでつながっています。
建具の奥が寝室とウォークインクローゼット。
延床面積22坪とコンパクトな家ですが、数字以上の広さを感じました。

子どもスペースです。

こちらはスタンディング仕様のワークスペース。デスクは広葉樹の一枚板で、建主様が選んだ木です。

窓からは、夕日の沈む山稜や富士山も臨めます。

無垢材で作った本棚。

吹き抜けはあえて手すりをつけずネットを張りました。お子さん達のくつろぎスペースに。

階段で昇降できるロフト。
「ここに本棚とローチェアを置く」のがKさんが今やりたいことだそうです。

最後、Mさんにこんな言葉をかけていただきました。

「自然素材を使った家は他にもあるけれど、自分の家は気持ち良くても、それで山が荒れてしまったら本末転倒。本当の意味では心地よいとは思えないと思うんです。だから私たちは、“山を守る”家づくりをしている天然住宅さんで家を建てることができて、本当によかったと思っていますよ」

すごく嬉しかったです。
日々私たちがする選択には、その人の価値観や生き方が少なからず表れます。
「何を買うか」は、自分達が何を大切にしていて、どんな未来を描いているのかに通じているはず。
だからこそ、同じ方向を見ている建主様の存在を心強く感じました。
 
Aさん、ありがとうございました!
 
 
Aさんの家づくりブログは >>こちら
「土間に集う家」建てもの写真は >>こちら

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