こんにちは、広報の井上です。
2016年に、神奈川県川崎市でマンションリノベーションをされた建主さまにお話を伺いました！
お気に入りの場所や、もっとこうしたら良かったこと、日々の掃除事情など、気になるあれこれについて、教えていただきましたよ。
ぜひ、参考にしてくださいね。
ご家族構成：ご夫婦とお子様2人
マンションの広さ：82.92㎡（25.08坪）
間取り：3LDK
お気に入りの場所はどこですか？理由も教えてください！
夫：玄関、廊下、寝室
妻：玄関、洗面台、廊下
＜玄関＞
お客さんが来ると第一声、「すてきー！」と言ってもらうことが多いです。
帰宅した時、まず癒してくれる空間は大事だなと改めて思っています。
前の住居者さんが作った壁と、天然住宅さんの雰囲気が合っていたのもよかったです。
＜造作洗面台＞
一番の理由はタイルです！
キッチンも同じタイルに変更してもらいましたが、そもそもキッチン台がお下がりであること、ものが窮屈に並んでいるという点で、あまり目立っていない印象なんです。
その反面、洗面台は小さな空間でも大きな鏡で圧迫感はなく、生活用品や飾りが置いてあってもタイルがおしゃれな雰囲気を作ってくれて、とても好きな空間になりました。
＜廊下＞
木と漆喰に囲まれている感じがいいですよね。
あと、部屋の扉を開けておくと明るく、よくある暗い廊下ではないところ。そして家全体により一体感が出るところが気に入っています。
さらにリビングと玄関すぐ横の部屋の扉を開ければ長い直線距離がとれ、子どもたちも行ったり来たりが楽しめます。窓を開けると風通しがよく気持ちいいです。（ちなみにご主人は気持ち良さゆえに廊下に横になることもあるんだそう！）
ここはもっと打合せをしておくべきだったと思ったところはありますか？
夫：引き戸の設置位置を廊下側にすれば部屋内のスペースをもっと有効活用できたのかなと思います。
妻：予算の関係上仕方なかったのですが、壁紙の和紙は汚れやすく擦れやすいなと思いました。
それと、洗面台のタイルの目地の汚れが最近気になってきました。
（壁のタイルはお気に入りです！）
もうひとつ、風呂場の床ですね。既製品のユニットバスを選んだのですが、床が硬く子どもにはちょっと危険だったかな、と。洗面器や椅子が傷つきやすいなと思います。
自然素材リノベーションをして、一番良かったことは何ですか？
夫：とてもリラックスできるところです。
妻：安心して暮らせるところ。リラックスできます。今、特に裸足で歩くのが気持ちいい季節です！
普段の掃除はどうしてますか？
▲水回り（手前）は比較的水に強い広葉樹（イタヤカエデ）の床材を選びました。リビングや個室、廊下は柔らかくてあたたかな無垢杉材です
床は基本、掃除機をかけています。
液体をこぼした時は雑巾で拭き掃除ですね。
仕事をしていた時は週１〜２回、育休中の現在は２〜３日に１回程度、掃除をします。
それ以外に、埃が気になった時や子どもの食後にその都度やっています。
洗剤は使ったことがなく、基本、水です。
液体をこぼした後のシミ（水もシミになる）や食べ物をこぼしたシミが気になり、部屋の半分を地道にヤスリがけしたことがありました。
直後は床が明るくなり良いのですが、数日するとヤスリがけしていない箇所と変わらなくなりました。
とても大変ですが、表面の汚れはきれいになるので、またやる気が出た時にやりたいなぁと思ってます。
お子さんが汚しちゃった時は、どうしてますか？
食べこぼしの汚れは、雑巾（水拭きもしちゃう）と掃除機。
クレヨンや色鉛筆の汚れは、ヤスリ。完璧に取れない分は諦めてます。
絵具の汚れは、即諦めて、記念にしてます。（和紙の壁に飛ばしました）
子どもも大人もよくいる場所は、物を落とすことが多いので穴が目立ちますね。
まだ４年目なので、今は過程だと受け止めながら、今後の変化を楽しみにしています。
暮らしの中で、すきな時間。すきな場所。
後日、お気に入りの場所がまだあって・・と教えてくださったのは、リビングの窓際にある腰の低い収納棚からの眺め、でした。
妻：去年作っていただいた収納棚に座って、のんびりと部屋や外を眺めるのが好きです。収納棚からキッチンを眺めると、緑の壁紙とキッチンの吊り戸棚、その下にちょっと顔出すタイルがいい感じなんですよ。
ベンチ代わりにもなる収納棚
手をかけながらも大らかな心がまえで、自然素材の家とつきあっていく
私が個人的に目から鱗だったのは、お気に入りの場所に、ご夫婦ともに廊下を挙げられていたことでした。
リビングとかキッチンとか、メインのお部屋ではなく廊下ですか？？と驚いたのですが、beforeとafterの写真を見比べて納得しました。
マンションには必ずといっていいほど廊下がありますが、建主様もおっしゃるように、薄暗かったり、風通しが悪かったりしますよね。
その場所の印象がガラリと変わるから、想像を超えた「気持ちの良い場所」になるのかもしれません。
一日のうちで、きっと一番多く「通る」場所だからこそ、あなどれない廊下。
リノベーションしてその良さに初めて気づく。そしてお気に入りの場所になる。何だかいいなぁと思いました。
写真からは爽やかで気持ち良さそうな空気感が伝わってきました。
そして、とてもきれいに住まわれているというのも伝わってきます。
（奥様が掃除を頑張ってらっしゃるんですね！）
きちんと手をかけながらも、大らかな気持ちで、自然素材の家と付き合っていかれる建主様の、これからの住まいの変化が楽しみです。
マンションリノベーションを検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
and more
動画にて設計を担当した小野寺がこのお家の解説をしています。
beforeの写真もご覧いただけますのでチェックしてみてください！
