こんにちは、スタッフの金田です。
早いもので今年も残すところ、あとわずかとなりましたね。
今年はなんだか心が落ち着かない一年だったなぁと思います。
来年は穏やかに過ごすことができる一年になることを願うばかりです。
と…気持ちが先走ってしまいましたが、2020年残りも皆さん健康に気をつけて過ごしましょう!
さて、今回は失敗しないための家づくり特集「キッチン編」をお届けしたいと思います。
暮らしに欠かせない「食」を作る場、キッチン。
特に奥様は一日の中で多くの時間を過ごす大切な場所だからこそ、しっかり計画したいですよね。
せっかく新築したのに、もっとこうしておけば良かったなぁ、と後悔する前にどのようなことに気を付けると良いかご紹介していきたいと思います。
よくある失敗談
・憧れのキッチンなのに暗くてがっかり…。
・収納が思ったより入らなくて困っている。
・冷蔵庫やゴミ箱の位置が悪くて使いづらい。
よくある失敗談でこのような声は多いようです。
では、どうしたら失敗を未然に防げるのでしょうか。
失敗しないためのポイント
それは、実際にキッチンを見ることです!
使い勝手やスペース、動線などを体感することをおすすめします。
キッチンは特に奥様にとって一番期待が大きい場所かと思います。
それだけにイメージと現実のギャップがあるとガッカリ度も大きいもの。
そうならないためにも、体験して感じたことや自分ならこうしたいをプランに落とし込んでいくことで自身に合ったキッチンをつくることができます。
成功へ導く3つのカギ
①実際の有効スペースをショールームなどで体感する。
②冷蔵庫やゴミ箱の位置に注意する。
③つり戸棚を設置すると予想以上に暗くなるので注意!
収納を付けることと明るさのバランスを考える。
実際のキッチンを見ることはとても重要だと思います。
ショールームはもちろん、友人の家へお邪魔したときに見せてもらうのも良いですね。
また、有効スペースを体感するときに気を付けてほしいポイントは、キッチンの通路幅です。
例えば一人で使うのがメインの場合、通路幅は80~90㎝がおすすめです。
動線を最小限にするために70㎝幅にすることもありますが、冷蔵庫付近は少し狭く感じるかもしれません。
一方で、複数人で作業することが多い場合は、90~100㎝がおすすめです。
広くすればいいのでは?と思われがちですが、広くしすぎると振り返った時に背面の収納に手が届かず、無駄な動きを繰り返すことになってしまい、ストレスになることも…。
一般的に、通路幅80~90㎝ですと、振り返ったときに背面に手が届く距離といわれています。検討するときに、周辺に設置するものや部屋全体の広さなども考慮する必要があります。
▲こちらは通路幅90㎝
通路幅とは
キッチンと後ろの冷蔵庫や作業台、食器棚との間のスペースのこと。
つり戸棚と明るさのバランス
つり戸棚を設置したときに棚下にライトをつけます。その際、作業する手元を頭で遮らないような配置に設置することが必要です。
また、光源が目に入らない配置にすることも大切。光源が見えてしまうとまぶしくて手元が見えにくくなるからです。
上の写真を正面から見た写真がこちら。
皆さん、気づきましたか?
棚下から少しだけ垂れ幕のように下がっている幕板によってライトが隠されています。
建築士の小野寺による設計で、光源が目に入らないようにするためと、見た目をすっきりさせるための工夫なのです。きめ細やかな設計に脱帽ですね!
スタイルに合うお好み収納を
キッチン周りの持ち物はご家庭によってさまざまかと思います。
炊飯器、オーブン、電子レンジ、食洗器などの家電はもちろん、食器や鍋、ゴミ箱の置き場所などしっかり計画しておかないとですね。
持ち物や使い勝手に合わせて家具を造作できます。
一緒に歳を重ねて経年変化を楽しめる木製のつり戸棚やパントリー、作業台など、ご要望に合わせておつくりできます。
上記のポイントに気を付ければ、キッチンづくりにおいて
「私、失敗しないので」
と某人気ドラマの決めゼリフが言えそうですね。(言わないですね、すみません…笑)
あとはどのようなキッチンにしたいか設計士さんと相談して、頭の中にあるイメージを形にしていきましょう。
今回の記事が納得のいくキッチンづくりのお役に立てば嬉しいです。
素敵なキッチンの実例写真を集めました。
・大きな造作キッチン
・木製オープンキッチン
・土間キッチン
・アイランドキッチン