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【繊維ごみ、捨てないプロジェクト】アバンティ創設者・渡邊智惠⼦様邸のリフォーム工事

こんにちは。工事部の安井です。

新緑が気持ちの良い季節になりました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

先日、お引渡しの後にミツロウを塗りにお伺いした現場を少しご紹介します。

場所は目黒の閑静な住宅街。

今回は、CCF(一般社団法人サーキュラー コットン ファクトリー)代表理事の渡邊智惠⼦様からご依頼を受けて施工させていただきました。

マンションの一室なのですが、床は無垢の木、壁にはCCFで取り扱っている素材を使った、ショールームのような空間です。

施工を担当させていただいた天然住宅と設計を担当されたCCFのメンバーで、軽い自己紹介の後に、協力してミツロウを塗り進めました。

ミツロウには、撥水効果で床を守るだけでなく、木材の木目を浮かび上がらせる効果もあり、塗った後は部屋の印象がガラッと変わります。

 
塗ったそばから木材の色が鮮やかになっていく様子を見て、「木目がいいね!」「うん、やっぱり塗ると印象が変わる!」と感想を言いながら作業を進めました。

 
こちらの現場、無垢材や漆喰など、天然住宅でもお馴染みの素材の他に、壁や建具にCCFで取り扱っている素材を使っています。

落ち着いたグレーの壁は、CCB(サーキュラーコットンボード)という建材で、「廃棄される洋服の繊維から作った再生紙」からできています。

 
目地の素材を変えることで、こんなに表情が変わります。ちなみに、この目地は現場監督の大迫が職人さんと一緒に施工しました。

他にも、玄関部分の土壁や、階段の形状、建具にCCFのこだわりがたくさん。

施主様、建築士さん、職人さん、現場監督、たくさんの人が「心地よい空間にするためにどうするか」アイデアと技術を持ち寄って完成させた現場は、見どころ満載です。

掲載している写真は、広報の田村に撮ってもらったのですが「写真を撮るのに夢中になって、ミツロウを塗る手が止まってしまいました」とのこと。

本当にその通りで、素材やアイデアがおもしろくて、ついつい話が弾んでしまい、作業する手が止まってしまうこともしばしば。

お昼時には、美味しいお昼ご飯をいただきながら、渡邊様から特別講義をしていただきました。

 
シカが増えすぎて困っている現状を、どう解決していくのか。時々、ニュースでも耳にしますね。

渡邊様が代表理事をつとめる一般社団法人 森から海へでは、増えすぎたシカの肉を加工したペットフードや、シカの皮で椅子を作っているそうです。CCFと同様に、「大事な資源を捨ててしまわずに、大切なものに作り替えられないか」という想いが伝わってきます。

 
CCFの活動にご興味のある方、ぜひHPを覗いてみてくださいね。
森から海へのHPはこちら

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