こんにちは、スタッフの井上です。
週末は中野区で今年最後の見学会を開催しました。
午前、午後と沢山の方々にご来場いただきました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
私たちが見学会に参加していただきたいと思っている理由のひとつに、天然住宅の「空気」を体感していただきたい、というのがあります。
木の良い薫りがするから、だけでなく、不自然な匂いがしない、というところがポイントです。(当たり前すぎて気づかない方もいると思います^^;)
その不自然な匂いというのは、いわゆる「新築の匂い」と言われているもの。
新車や新居に入ると決まってするあの独特の匂い。実は「新しい匂い」ではなく発がん性物質である「ホルムアルデヒド」の匂いだということを知っている方は多くないと思います。
田中優のセミナーではいつもその話からはじまります。ちょっとドキッとするけれど、とても大切なこと。なぜかというと、私たちは飲食物で摂取する約5.5倍の量の「空気」を毎日吸っているから。重さなんて気にしたこともないような空気をそんなに吸っていることにも驚きですよね。
食事を気にするのももちろん大切だと思います。だけどそれと同じくらい(できればそれ以上に)住まいの空気を大切にしてほしい、と思っている理由はここにあります。
天然住宅のおすすめのひとつで、導入された方にもお褒めの声をいただくことが多い蓄熱式の床暖房。寒さが厳しかったこの日も体感していただく予定だったのですが、設備の都合で叶わなかったことが本当に残念で申し訳なくて…
良くも悪くも冬の寒さをしっかり感じられる見学会になってしまいました^^;
見学会では冷えてしまっていた無垢杉の床ですが、これもまたおもしろくて、晴れた日に日差しがあたると蓄熱してとても暖かくなります。我が家は床に1.5cmの厚みの無垢杉を敷いていますが(天然住宅では3cm厚が標準です)外の空気が冷たくても、日差しが入る日は夕方まで暖房なしでも室内はぽかぽか。だから晴れ予報の日はあえてカーテンを開けて家を出ます。合板の床ではきっと叶わない、自然素材のおもしろい特徴のひとつだと思います。
個人的にも好きな漆喰の塗り壁は、塗り方によって違う表情を見せてくれます。
今回は外壁も内壁も「シラス」という火山灰の堆積物を主原料にしたものを使いました。
外観はサッシの外側を木枠で囲み、茶系に塗装したことでモダンな雰囲気です。
設計士とゼロから造った家は、細かなところにも住まい手の希望が詰め込まれていて、見ていてわくわくしました。
これからどんな風に暮らされていくのか楽しみです!