庭は自然との一番身近な接点
庭というのは、人にとって一番身近な自然との接点だと思います。
出かけて行った先にある美しい自然も好きですが、庭は日々接して、観察して、働きかけて、自然の反応を見ることのできる貴重な場です。
まずはコンポストから
私は二世帯住宅のマスオさんのため、庭を好き勝手はできないのですが、子どもたち(4歳、2歳)がご飯をよく残すので、残飯が沢山出てしまっていますし、料理の中で野菜くずも出ます。落ち葉や雑草も祖母に燃えるゴミとして捨てられてしまいます。
土に還せば微生物や菌たちが食べることで、その場が豊かになるのに、ゴミとして捨ててしまうのは心苦しいので、庭での子育てはコンポストから始めることにしました。
選んだコンポストのタイプ
コンポストにはみみずコンポスト、密閉式などいくつかのタイプがあります。
庭に十分なサイズがあって設置できるのであれば土中式という、底がなくて容器の下部を地面に埋め込むタイプが良さそうです。
庭とコンポストが別世界にならないのも良いことかなと思います。それぞれ別の微生物・菌が住んでいる世界が合わさると少なからずかく乱が起きてしまいますので。
購入したコンポストのサイズは直径・高さとも60cm程度。
4人家族であれば半年程度で一杯になるくらいの大きさのようです。
最初のコンポストがいっぱいになったら、熟成されたたい肥になるまで1~3カ月ほど寝かせる期間が必要ということなので、いっぱいになる前にもう一つコンポストを購入して、2台を交代で使っていく予定です。
コンポストの設置
コンポストは日々使うものなので、空間が許すのであれば、キッチンからアクセスしやすい場所に設置しましょう。また日が当たり、水はけのよい場所の方が、発酵が進みやすいので好ましいです。とはいえ、庭の一等地をコンポストに!というわけにはなかなかいきませんよね。
場所を決めて、コンポストの下部を20cmほど埋め込むための大きな穴を掘りました。
掘った土はコンポストの脇に山にしておくと、日々の生ゴミ投入後の土かけが楽です。
次に、穴の中にコンポストを置き、外側から土を寄せて、設置完了です。
我が家のコンポストの中では、こんな大きな菌?たちが生ごみを食べてくれるようです。
コンポストと子育て
子どもたちには食べ物、飲み物、モノなどがお金を払えば手に入り、要らないものは自分の手元から放せばなくなると思って欲しくないと考えています。
食べ物ができる過程や、ゴミを捨てることなどについて意識を持つ機会づくりができればと思っています。
また、自然の循環・生態系の仕組みや、人と自然が対立するものではなく、人の働きかけ次第で自然がより豊かになることも体感してほしいなと思っています。
そうは言っても子どもはどう育つかわかりませんが、楽しみながら、巻き込んでやってみます。
しばらく使ってみてから、コンポストの使用方法について書いてみます。
◎一年経過後の記事は >>こちら
用意したもの
・コンポスト
ネットショッピングで購入しました。
・スコップ大
コンポストを設置する際に、穴を掘るのに使用しました。
その後…
1年半試して、キエーロという木製のコンポストに置き換えました。
下記の記事を参考にしてください。
「コンポスト生活、1年経ちました。」
「建築残材でキエーロコンポストをDIYしました」