こんにちは、代表の田中竜二です。
建主のT様の暮らしの工夫について教えていただきました。
実際に10年以上、さまざまな工夫をしながら暮らされている建主様の知見は、いつも発見に溢れています。
「快適さは、温度を見がちだけど湿度が安定してると得られるよね」という話から、どんな工夫をされているのか聞きました。
まず、湿度は乾燥している季節以外は50%くらいにしているそう。冬は45%前後でも十分心地よい。どのように湿気をコントロールするかというとエアコンの除湿を使っていて、一定に保たれています。エアコン選びも重要で「再熱除湿」があるものを選ぶと良いそう。風の質が違います。(電気の省エネや創エネと組み合わせも大切です)
その他にも、家で使う寝具や絨毯も調湿するものという視点でウールやリネン、麻などを選んで使っていました。服も同じで、そういう素材を選ぶと気持ちいいとのこと。
確かに面積が広かったり、より体に近い素材に調湿性があるものを使えると心地よいだろうなと思います。
家が無垢でなくても、そういうところを変えるだけで快適さは変わるように思います。また、化繊に比べて静電気を帯びないことでお掃除のしやすさにもメリットがあります。
「家の無垢の木は気持ちいいし、調湿してくれていると思う。でも、本当に湿気のある時は限界あるよね」とおっしゃっていて、それはそうだなぁと思います。
また、そのように工夫しながら暮らしていると快適さも追求できるし、おそらく家も長持ちするのではないか、と思えました。
暮らされる人と、家がお互いに協力して心地よい空間はできるのかと思います。
そして何よりT様がいいなと思うのは、暮らしの工夫を楽しそうにされているところです。