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【レポート】トークイベント『子供の生きる力を考える』

こんにちは、スタッフの井上です。

先日、もあなキッズ自然楽校・理事長の関山隆一さんと、バースハーモニー美しが丘助産院・院長の齊藤純子さんをお迎えし、トークイベントを開催しました。

 
会場は2011年に木質化リフォームをした もあな保育園
赤ちゃん連れの方もたくさんいらっしゃり、賑やかだけど和やかであたたかなムードでした。

関山さんと齊藤さんは初対面でしたが、保育園も助産院も天然住宅でリフォームしたという共通点があります。

自然保育と自然誕生、そして自然素材の家!業種は違えど通じるものがたくさんありました。

齊藤さんがおっしゃっていた、人間には発達の順序があるというお話が印象に残っています。

赤ちゃんは1歳までに、脳幹、体幹、体感、五感、直感という順番で発達し、だんだん「ヒト」になっていくそう。

腹這いもハイハイにも意味がある。だから飛び越えたり早送りすることなく、適切な時期に、それぞれの動きを十分に経験させてほしいとのこと。⁡

周りを意識しすぎると、他の子の成長スピードとつい比べてしまいますが……

大事なのは「見守り力」。ひとりひとり異なるからこそ、「目の前の子をよく見る(観察する)」ことが大事だと教えていただきました。

自分を振り返ると、見ているようで実は全然見れていない、自分の見たいように見てしまっているなと感じます。心がけたい姿勢だと思いました。

質問タイムでは、私も最近悩んでいることを聞いてみました。

「ゲームや動画の視聴に夢中になる娘をどう見守ったらいいか。制限したくなる気持ちと、やりたいことなら存分やらせてあげたい気持ち。その狭間で揺れることがある、、」と。

齊藤先生には4人の息子さんがいますが、3人はゲームが大好きだったそうです。そのうち2人は飽きることなく続け、結果的にゲーム関連の会社に就職しました。ルールを作った上で、見守るスタンスをとっていたとのこと。

もちろん親の気持ちは伝えたらいいんですよ、とも。

まずは、自分がなぜモヤモヤしているのか、もう少し掘り下げてみよう、そしてそれを娘に伝えてみよう、さらに一緒にルールを決めてみるのもいいかも、と思いました。(ルールを決めていた時期もありましたが、最近は思うところがあり任せていたので、、)

△ もあな保育園のおもちゃ。「木」で作られているものがたくさんあります。

△ こちらも子ども達が大好きなおもちゃ。関山さん曰く「これもいつか木にしたいんですよね〜。天然住宅さんで作ってもらえませんか!」とリクエストがありました^^
 

「生きる力を育てるというより、子どもは生きようとしている」という関山さんのメッセージも力強かったです。つい親は育てようとしがちですが、「一緒に生きる」という視点で子どもを見たら、また違った見え方があるのかもしれません。(言うは易しですが…)

△ もあな保育園10周年記念ムービーです

もあな保育園に通う子ども達は、個を大切にされていると感じながらも、地球上の一員であるという意識もだんだんと持ち合わせていっているように感じます。

のびのび自由だけれど、自分勝手ではない。自分のことを大事にするのはもちろん、自然環境含めた他者の存在も大事にできるのでは。そういうことが日々の生活の中で培われていっているような気がします。

話を聞けば聞くほど、魅力的な保育の取り組みに、子ども達が羨ましい!(私も子どもに戻って通いたい〜)と思いました。笑

参加された方はどんなことを思ったでしょうか。
 
「生きる力ってなんだろう?」
今回のイベントが、その本質に向き合う時間になったなら嬉しいです。(きっと答えはないのだと思います)

関山さん、齊藤さん、そしてご参加くださった皆様、ありがとうございました!


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