天然住宅 読みもの

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年末のご挨拶(代表 田中竜二より)

こんにちは、代表の田中竜二です。

今年もありがとうございました。
たくさんの出会いに感謝しております。

今年天然住宅では、建築としては13棟(新築・リノベーション)お引渡しさせていただきました。
建築してくださった皆様、また、未だにつながってくださる建主の皆様に感謝しています。

これからも末永く、お付き合いいただければと思います。

2021年、ウッドショックがありました。

輸入材が日本に入らず、木材価格が高騰しました。
現在、輸入材は戻りつつありますが、価格は高止まりしたままです。

外材が入らなかった時期、国産材が使われるようになるかと思いましたが、状況はあまり変わりませんでした。

今、外材が元通り使われるようになり、国産材需要は少しだけ伸び、全体の需要は減少しています。

輸入材が入らないのに、なぜ、国産材の需要が伸びなかったのか?
それは、林産地に供給するチカラがなくなっているからなのかと思います。

ながらく価格に押され、外材が建築にはたくさん使われてきました。
その間に林産地の産業は衰退し、製材所や木工所は減り続けています。

ウッドショックになって、国内に木はたくさんあっても、森側には、木材を供給できる十分な体制はなく、街側とのつながりも希薄になってしまっています。
今や外材よりも国産材のほうが安くなったにも関わらず、主流は外国産材や合板なのです。

少なくなったとはいえ、各地にまじめな林業者(や製材業者)はいます。
森を壊さず、木材を大切に扱う人たちはいます。

そのような各地の林業者の最大の課題は「出口」です。
木材を街側で使ってくれる人とつながること、これが最大の課題なのです。

森を守るとき、「木を使わない」ことは、環境への寄与になりません。むしろ国産材に関しては、「使うこと」の方が森を守ることにつながります。

もし可能であれば、「国産」の「無垢材」を、「持続可能な林業を営む森」から「直接(顔の見える関係の中で)」手に入れ使うことができれば、日本の森を守ることに確実につながります。

家ではなくても、家具でも、茶碗でも、薪でも、、
そのような木製品を手に取ってみていただきたいです。
それが、本当の意味で、森を守れる、環境に貢献できる行動になると思います。

環境を守りたいと思ったとき、森に直接アクションができなくても、街側でできることはあります。
というか、実はそれが最大の解決策です。

私たち天然住宅は、真面目に森を守る人たちと、街側をつなぐ役割を担っていると考えています。

街側で森を守りたいと考える皆様と出会い、まじめに森を守り、環境を守る人たちをつなぎ、社会に良い循環を生み出していきたいと思っています。

そのために「森を守って、健康、長持ち」の家づくりを、日々、社員とともにブラッシュアップし、建主様に喜んでもらえるものを、丁寧につくっています。

建主様に安心してもらえるように、言葉だけではなく、本当に環境に貢献できるように、来年も努力して家づくりをしていきたいと思います。

来年は、もっと身近に感じてもらえるよう、色々な接点をつくる工夫をしていきたいです。
また、建主様のアフターフォローも、もう一歩先へ進めたいと思います。
商品ももっとわかりやすく、手の届く価格のものをつくっていきたい。品質も、性能も向上させていきます。

変化することを恐れず、新たな挑戦を次々としていけるような会社をみんなでつくっていきます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

代表 田中竜二

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