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建主様インタビュー vol.2

※この記事は2015年に公開したものを再編集しています。

こことつながっていれば大丈夫


埼玉県所沢市で鍼灸整骨院を営む、建主のTさん。
天然住宅を建てるまではマンションの一室で治療院を営んでいました。
 
ご自宅の新築に際し、治療院も併設することに。
名前も「杉の木をふんだんに使った建物」ということで、「すぎの木鍼灸整骨院」と改名。訪れる患者さんにも、杉の香りと自然の温もりが心地よいと評判なんだそうです。(※)

Tさんは高校時代、アルバイト代で「大地を守る会」の有機農産物の宅配を利用していました。他にもあらゆる環境系の雑誌を購読していたそう。
環境や健康といった分野への関心が強かったことから、家づくりにおいても、そのようなところを意識した住宅を建てたいと思うのは、自然な流れでした。
ある時、健康住宅について知る機会があり、学びを深めていったそうです。
 

Tさん: 
「自然素材の住宅会社は他にもたくさんありますが、基礎や工法へも配慮し、森のことも考えた会社は天然住宅の他にありませんでした。それに単に優れた家をつくるだけでなく、さまざまなネットワークの中で、常に新しい生き方や暮らしを模索し実践している。これからますます大変な時代になっていくと思いますが、天然住宅とつながっていれば、悲観せずに前を向いて生きていけるんじゃないか、その安心感を自分の子どもにも残したいと思い、天然住宅を建てました」。

少ないエネルギー消費でより快適な生活を


Tさんの家は特に断熱にこだわり、窓の内側に木製窓を入れ、西側の窓は極力小さくしサンシェードをつけています。

 
Tさん:
「よく自然素材の住宅は、夏は涼しく、冬は暖かいと言いますよね。天然住宅を建てた方もエアコンを使わずに過ごしている方がとても多いと思います。我が家は逆で、夏も冬もエアコンを使います。でも断熱がしっかりしているから、真夏の夜間は電球ひとつ分くらいの少ないエネルギー消費で家中が快適になるんです。エアコンに頼らない暮らしではなく、優れた温熱環境と自然素材の組み合わせ、そしてエアコン使用でさらに快適な暮らしができることを知ってもらいたいですね」。

「さらに天然住宅に住んで改めて分かったのは、家はいろいろなバランスの中で成り立っていること。最高スペックを集めた住宅が最高なわけでなく、それぞれの機能を絶妙なバランスで配置することで、家としての機能を高めているんだと思います。天然住宅はそのバランスのさじ加減が優れていると思いますし、どこよりも知っているのではないでしょうか。先日、床下を覗いてみたんですが、(しっかり乾燥されていて)なるほど、これは300年持つかもしれないと思いました」。 

現在は、趣味の園芸に夢中のTさん。
限られた敷地の中、生育をコントロールできる「鉢」を使った栽培をしているそうです。

Tさん:
「ブルーベリーはいいですよ。紅葉も楽しめるし、実もつくし。今年はベランダで柿の栽培もはじめました」。 

建築中からさまざまな質問や意見をいただき、学びの多かったTさんとの家づくり。今回改めてお話を伺い、その時のことを思い出すとともに、私自身もっと勉強しなくては!と実感しました。

Tさん、ありがとうございました!

※この記事は、2015年に公開したものを再編集しています。現在、治療院は閉院しております。

関連記事:Tさま邸「築8年の経年変化」は >>こちら

 

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