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給水管に塩化ビニル製は使用しません

1、給水管に、塩化ビニルを使用しません


住宅の給水管や排水管には一般的に塩化ビニルが使用されています。
塩化ビニルは、可塑剤を使用して、様々な形や硬さに変形することができるため、住宅用の給排水管、雨樋などの硬質なものから消しゴムやかつてのソフビ人形のような軟質なものまで、幅広い用途で使用されています。

塩ビ管は、耐水性・耐溶剤性が高く、高性能で施工性が良いのにも関わらず、安価なことからよく使用されています。

しかし、人体と環境への影響を考えたときには、塩化ビニルは採用できません。
塩化ビニルの製造過程において使用される可塑剤は、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)を含む可能性があります。環境ホルモンは、体内に入るとホルモンと取り違えられ、生体に障害や有害な影響を引き起こす外因性の化学物質と言われています。

それを口にする前の水が通る給水管に使用することにより、水に溶け込んだ環境ホルモン物質を体内に取り込んでしまう可能性があります。

また、塩化ビニルは、廃棄の段階ではダイオキシンの発生源として、環境への悪影響が考えられます。環境中のダイオキシンは、一般毒性、発がん性、生殖毒性、免疫毒性などがあり、様々な健康被害を引き起こします。ごみを焼却した際に、発生することが問題となっています。また、想像して欲しいのは、もし火事になった時には、このような有害物質を吸い込んだことによる死亡の例が全体の半分以上です。

上記のような危険性から、天然住宅では、塩化ビニルを含む素材を使用せず、安全な素材を選択し、使用しています。

2、天然住宅では、ステンレス製、ポリエステル製の給水管を使用しています


天然住宅では、給水管はステンレス管を使用しています。
水への融解の危険性がなく、廃棄に際しても有害物質を発生しません。

ステンレス管は劣化しにくく、施工の際にもボンドなどを使用せずに配管できることから、安全性、長期耐久性があるので、おすすめです。

一方、ステンレスは金額がかかりますので、給水管をポリエステルにすることがあります。
ポリエステルは、燃やしても水と酸素になるので、人体や環境への影響がありませんので、安全な素材と言えます。

ただ、長期耐久性については、ステンレス管の方が高いと考えています。

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