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読書日記|中村

アイデアのつくり方|ジェームス・W・ヤング

こんにちは。企画部の中村です。
今回は、私の仕事観を成長させてくれた、ジェームス・W・ヤングの「アイデアのつくり方」という本を紹介します。(年季が入っているので、少し汚れています…)


アイデアをつくる方法



1. 資料を収集する

2. 資料を咀嚼する

3. 意識を切り離して忘れる

4. アイデアの誕生

5. アイデアを具体化する

本書では、アイデアをつくり出すにはこの5つの段階を踏むことが重要だと書かれています。

仕事をしていると職種に限らず、発想が豊かな方に出会うことがあります。
その度に、「これが天才かー」と思うことも多いのですが、きっとその人たちはこの5つのプロセスを自然に行い、情報を噛み砕き、具体化しているのでしょう。
ただ、著者のジェームス・W・ヤングは、方法を理解して意識を変えることで、あなたでもアイデアをつくり出せるよ!と本書の中で綴っています。
アイデアのスタートからゴールまでをこれだけシンプルに説明してくれる本は中々ないと思います。

おすすめの一冊です。

感想


学生の頃、父親に勧められて読んだのがきっかけですが、当時は軽い気持ちで読み「うんうん。そういうことか」と自己満足して内容を理解した気になっていました。

それから数年後。
社会人になって仕事の難しさを経験してからこの本を読み返すと、本の解釈は私の中で全く異なるものになっていて、散らかっていたパズルを0から始めるような感覚になったのを今でも覚えています。
内容は簡潔明瞭で、人によっては当たり前だと感じる文章も多いかもしれません。
しかし、この当たり前を実行に移すのがとても難しい。

世の中には良質なビジネス書が沢山ありますが、たったの102ページ(実際は62ページ)でこれだけ影響を与えられる本は少ないのではないでしょうか。
1988年初版でロングセラーとなっている本書ですが、広告業界のように常にアイデアが求められる仕事だけではなく、全ての分野に応用できる本だと思います。
私は分厚いビジネス書が苦手なので、今でも行き詰まるとこの本に頼ってしまいます。


有名な本なので、読んだことがある方も多いと思いますが、気になる方は是非読んでみてください。

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