こんにちは、スタッフの田中です。
先日、練馬区でリフォームのお引き渡しをしました。
もともと自然素材でこだわって10年前に新築された家です。国産の木材を多用した家でそのままでも十分魅力的なお宅でしたが、ライフステージや生活の変化に合わせてリフォームすることになりました。
メインは水回り
水回りのリフォームをメインに行いました。
一階で生活が完結出来るように、間取りを工夫してコンパクトに生活できるスペースができました。当初、二階にだけあった浴室を一階にもつくり、キッチンも移動しました。洗濯も一階でできるようにしました。
▲キッチンの引き出しと吊り戸棚は再利用しました
動線や使い勝手も微調整
交換を考えていた大きく重い建具もレールや金物の調整でそのまま利用できるようになりました。リビングとキッチン間の通路は若干広くして動きやすくなりました。
無垢の木材は再利用できます
無垢の木材は長く使えます。合板などと違って、経年変化は「味」として、感じられます。10年間使った木材は飴色に変化し、とても良い雰囲気。まだまだ使えます。
カウンターは、立派な耳付きの広葉樹でした。捨ててしまうのはもったいないので再利用。調味料用の棚も使えるので場所を変えて取り付けました。キッチン用の引き出しも再利用して新たな造作キッチンに組み込みました。キッチン吊戸棚もそのまま再利用しました。
▲カウンターも再利用 ▲中央壁に埋め込んだ棚も再利用品です
元々の建物がちゃんと造られているので、丸々やりかえるのはなんとなく「もったいないな」という感覚は私たちも建主様も共有していて、でもどうしてもライフスタイルの変化には対応する必要はあると思います。(もったいないと思える家はかなり少ない。。)
無垢で出来ている家であれば再利用できる部分は大いにある、と私たちも再発見できる貴重な現場でした。
同時に、このような家は建て替えではなくリフォームで済むということを実感しました。そうなればゴミも必要以上に増えません。
何より建主様に大切にしたいと思ってもらえる家はこのような変化に対峙した時にも、一緒に長く住もうと思ってもらえるのだな、ということを目の当たりにしました。
実は、こちらを建てた工務店は、私たちもよく知っている工務店です。私たちもこのように大切にされる家を丁寧につくっていきたいと改めて思いました。
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