9割の社会問題はビジネスで解決できる| 田口一成
こんにちは、代表の田中竜二です。
最近読んだ本です。
「9割の社会問題はビジネスで解決できる」
タイトルからして勇気をもらえる本です。
森を守り、シックハウスにならない、ゴミにならない建築をつくることと決めて、最初は「非営利」として始まった天然住宅も、しっかりとビジネスをするという切り替えをしていきました。
事実、そうしないと事業を継続できないし、継続できなければ、社会に影響を与えることができません。
理念を捨てずに経済活動を自立して営むことは可能なのか?参考にできる事例はパタゴニアくらい、、(本当は色々あるのだろうけど、あまり知りませんでした)確信のないまま走り始めました。
でも、ほぼ時を同じくして、ビジネスで社会問題に取り組んでいる人がいるとは!しかもこんなにさまざまな分野の社会問題に取り組み、しかも継続的に新規事業を生み出す仕組みをつくって実装している。
社会問題は関連しあっているし、課題はたくさんあるけど、どうしても1人が取り組めるトピックは一つになりがちです。でも田口さんは1人からはじまって、仲間をつくりながら、さまざまな社会問題にアクセスしています。
野心に満ちているけれども、その出どころは良心でしかない。プロセスやビジネスモデルにも最初に持った志や目的がブレないようにという工夫がなされています。
社会問題はビジネスで解決できる。ビジネスでやるからこそ継続できるし、インパクトがある。時代も後押ししていると思います。
今後の社会はこうなっていくと思える(こういう会社が残れる、選ばれる社会になって欲しい!)、勇気をもらえる一冊でした。
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