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読書日記|田中

社員をサーフィンに行かせよう|イヴォン・シュイナード

言わずと知れた名著であります。

有名企業の社長が著した「ビジネス書」として知られているのだろう、と思いながら読み始めました。
しかし、実際に読むと、後半の三分の一くらいが環境問題についてじゃないか!とびっくりしました。

確かに今思えば、タイトルには、その予感が漂っていました。

読書には、「後になったらその理由のわかる学び」がありますね。
それこそ本来の学びの姿、ダイナミズムなのではないか、と思います。

つまり、少しおしゃまな生徒A君がこんなことをよく言いますね。
「この授業に出て何になるというのですか?」と。
しかし、授業をうける前にはその理由は誰にも(先生にも)わからないのです。
その答えがわかるのは、授業を受けた後のA君だけなのです。

それが学びなのです。イメージとは逆ですね。
本は、「この情報が得られるから読む」のではなく、「読んでどうなるかわからないけど、今よりいい状態になっている」予感がするから読むのです。

だから、授業を受ける前に意味ないからとサボるのはやめましょう。

・・・と、本と全然関係ないことを書いてしまいました。
でも、「知ってる感じ」で書いてあるレビューをみると、「け」と思ってしまうおしゃまな私は、
レビューではなく日記を書きたいと思っています。
読書にまつわるエトセトラを徒然なるままに。

さて、冒頭でびっくりしたままの私に話は戻りまして。

それだけ、自然を愛している著者を素晴らしい人だと思うのは当然ながら、企業になれば、暗黙の了解として政治的な発言を避けたり、反骨を露にすることを避ける傾向にあるけれども、ちゃんと、言うべきことを言い、やるべきことをやって、でも生き残っている。多くのファンをつくっている。
本当に稀有な会社ではないかと思います。

こういう会社を増やさないといけないと思います。
社会を持続可能なものに、良い方向に導ける可能性を、企業はもっていると思います。

私たちもこのような会社の一つになっていきたいと強く思います。

パタゴニアは、後続にとって、勇気をもらえる存在なのです。

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