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【暮らしのわっか】おじゃまします 暮らし拝見 #3

季刊誌「暮らしのわっか」Vol.3より

リノベで叶えた木の家暮らし
ここは私らしさを表現できる場所


今回ご紹介するのは、建主の貝塚典子さんです。都心へのアクセスがよく、緑豊かな公園の前に建つマンションを3年前にリノベーションし、旦那さん、娘さんと暮らしています。

スギ、タモ、ケヤキ、クリなど、7種の天然木に囲まれた空間は、玄関を開けると今でもふわりと、木の香りがします。ご本人曰く、「まるで森の中にいるように居心地良く、ゆっくり深呼吸ができる家」なのだそうです。
 

 
貝塚さんのお気に入りは、リビングの一角に設けたワークスペース。スケッチブックや画材を思い切り広げられる奥行きのあるテーブルと、背面には天井まで届くオープン棚があり、画集や画材を収納しています。貝塚さんの毎日は、この場所で絵を描くことからはじまるそうです。

貝塚さん:
「幼い頃から絵を描くのが大好きでした。美大に進学し、デザイン会社に就職したものの、周りの上手な人と自分を比べてばかりいて、絵が描けない時期もありました」

それから10年以上が経ったある日、ソウルサウンドライアーという楽器の音色を聴いた際、その美しい響きに「色」を感じ、「この色を絵にしたい!」と強く思ったそうです。


その後、一からイラストを学び直す決意をし、育児と両立しながら3年間学び、この春から念願のイラストレーターとして活動をスタートさせました。

貝塚さんにとってアートは、自分の可能性を広げてくれるもの。「以前の私は、素振りもしないでホームランを狙っていたけれど、今はとにかく手を動かしている」と笑顔で教えてくださいました。

自由に自己表現ができる、大切な拠点


創作のインスピレーションはどのように湧いてくるのか尋ねると、「日々の生活の中で、心が動いたことやモノを写真に撮ったり、メモに残している」そうです。

それらがすぐに役立つわけではないけれど、日常の選択に影響を与えることもあるのだとか。実際、家を選ぶ際も、お気に入りに保存していた木の家の写真が決断の助けになったそうです。
 

 
頂くお便りやSNSの発信などから、常に新しいことに挑戦する印象の強い貝塚さんですが、「実はすごく保守的な人間」だと打ち明けてくれました。

「新しいことに挑戦できるのは、安心できる家が土台にあるから」と語る彼女にとって、リノベーションしたこの家は、自分らしさを取り戻し、自由にのびのびと自己表現をするための大切な拠点なのかもしれません。

貝塚典子さん。美しい色合い、一種の切なさやノスタルジーを感じさせてくれる作品が魅力的です。
直近では、高円寺にある銭湯「小杉湯」で、ギャラリー展をされていました。
銭湯や温泉をテーマに、レトロでポップ、とっても可愛い作品が並んでいました^^

絵本、歌集、写真集まで。「アート」をテーマにおすすめの本を教えていただきました。
(左から)東京窓景 / 中野正貴、ラインマーカーズ / 穂村弘、かぜの ふく ひは / 谷内こうた

「暮らしのわっか」のために、特別に書き下ろしてくださったイラストと詩


>>貝塚さんのインスタグラム
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>>季刊誌「暮らしのわっか」について
 
 

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