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吉田俊道さんと土づくりワークショップ

微生物の力を借りながら、無農薬・有機農法で野菜づくりを行う吉田俊道さんをお呼びして土づくりワークショップを行いました!
平日にもかかわらず、約30名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

吉田俊道さんは、野菜作りに一番大切なのは土づくりだといいます。
さらに、身の回りにある雑草や米ぬかなどで、元気野菜を作れる土づくりができるといいます。

菌ちゃん(微生物)が活躍する土でとれる野菜は、なんと農薬を使わなくても、虫がつかないようになるんだそう。

そのことを、昨年11月の講演のときにお聞きし、やってみたい!と思っていたところ、タイミングが合い、建築中の建主様のお宅のお庭で実践させていただくことになりました!
うまくいけば、お引渡しと同時に野菜作りをスタートすることができます。

吉田さんは生ごみでの土づくりなど、いろいろな方法で土づくりをしていますが、今回の方法は、手間が少しかかる本格的な土づくりです。

まずは座学。吉田俊道さんからお話を聞きます。
その後現地へ移動し、作業です。

土の質はこんな感じです。
雨が降ると水たまりができやすく、石や塊が多い。
あまりよい土とはいえない状態です。

①排水のための溝を掘っているところです。
土の質によるところもあると思うのですが、水はけは重要ということで、一番初めに幅30㎝くらいの排水路を確保しました。

②土はあらかじめ、ユンボで掘削しておきました。この日は耕耘機で軽く耕しました。

③上澄み部分の柔らかい土を畑の外側に一旦よけます。

④草を敷きます。
土の状態が良くないため、数回に分けて敷きこみました。窒素分補給のため、米ぬかも混ぜこんでいきます。
草の量は、5キロ/㎡、米ぬかは1キロ/㎡準備しました。
用意した雑草は乾燥したものでしたが、もっと乾いてない状態のものでもよいとのことでした。今回は、土が湿っていたのでちょうどよいとのことです。

⑤米ぬかが均等に行き渡るようにします。その後土をかぶせていきます。

⑥土をかぶせ終わったところです。

⑦建主様が、シイタケ農家からもらってきてくれた廃菌床(ブロックのもの)です。

⑧廃菌床は手で細かく砕いて混ぜていきます。この際、土の中になるべく空気を入れたいので、土の上にはできるだけのらないようにしながら混ぜていきました。

⑨土をかぶせた後、再び草を敷きこみます。ちなみに草は1㎡あたり5㎏必要でした。3坪を想定していたので約15㎡。75キロの雑草は、結構な量でしたので、ご家庭であればもう少し小さい畑でもよいかもしれないです。
今回は全部で3回にわけて、草敷き→土敷きを繰り返しました。水がうまく切れれば草の下の深い部分まで柔らかくなるそうです。

⑩最後の土をかけているところ。土をかぶせ終わった後、真ん中を少し高くします(水が切れやすいように)。そして畑のまわりを10㎝ほど掘り、排水路につなげました。水はけのためです。

最後は雨よけのため、ビニールシートをかぶせました。
とりあえずこれで当日の作業完了です。
みんなで作業をして、ここまで約1時間でした。

この後、月に一回程度、シートを剥いで、土の湿り気を確認する必要があります。
今回土づくりをしたお庭は粘土質で、正直、土の状態は良いとはいえませんでした。
それがこの半年でどんな風に変わっていくのか、、

2ヶ月半後に、第2回ワークショップを開催します。
その時に土の変化を皆さんで確かめたいと思います。
もちろん今回参加できなかった方の参加も歓迎です。

「お庭づくりのその後」は >>こちら

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