はじめましてara fam父です。
都心から程近く、自然も豊かで文化的歴史のある、神奈川県西部の大磯というエリアで天然住宅の家づくりを選択することになった私たち。夫婦だけでなく、2人の子供も大好きなこの地での生活はまもなく5年が経とうとしています。
家づくりを通してのたくさんの選択、「天然住宅を建てるまで」のストーリーを少しでもお伝えできればと思い、コラムを寄稿させていただくことになりました。
なぜ、わたしは家を建てたいのか。
「家に住むとはどういうことなのか？」、「住み心地の良い家ってなんだろう？」と考えはじめ、早いもので3年の月日が経ちました。
現在、居住している借家の契約満了が迫っていたこともありますが、これから子供たちに訪れる「色々な体験やチャレンジに、のびのび（リラックスして）と取り組んでもらえるよう」に、夫婦間で会話を持ち始めたことから私たちの家づくりが始まりました。
▲近所に畑を借りて野菜を育てています
▲夏になると近所の海が遊び場に
私たちが住む西湘南は海と山が近く、程よく自然豊かなロケーションです。
この地に移り住み、妻はyoga教室や手仕事をはじめたり、家族で畑にチャレンジするなど、小地域でのコミュニティがどんどんと拡大していく手応えを得られたこと、そして、昨今ではCOVID-19禍で生活を余儀なくされる中でも、生活の質を高めることができたことが、家づくりを考えていくスピードを加速させたと振り返っています。
2019年に始まった土地探しは、幸いにも地元に根づいた不動産を選択したことで、早期に良い物件に出会うことができました。のちに設計の早田さんがおっしゃった、「都心では得難い土地ですね」の一言に夫婦の気持ちが上がったりもしました(笑)。
さて、住宅はどうしよう…。私たちが家づくりを通して「何がしたいのか？」を日々考え、見学会に奔走します。建材としても有名な和歌山の木を扱う工務店。地元材を主とした地産地消の家づくり。伝統工法はどうか？などなど、気持ちが行ったり来たりしながらも、最終的に「森のサスティナビリティと建材のフットプリントやフェアトレード」に強みを持つ天然住宅を選択することにしました。
▲自邸の柱の伐採体験を行った宮城県鳴子地方のエコラの森
天然住宅の見学会での学び、他に類なし
実際に天然住宅が開催する見学会に参加してみると、うわさ通り無垢材の温かみを肌で感じることができました。その体験の中で最も印象的だったのは建材や内装がどうのではなく「空気をおすすめしている」という点でした。確かに無垢材の香りにまじった空気はどこか柔らかく、暖かい気持ちになり「やっぱり天然住宅だな！」と、心に決めたのを今でも覚えています。
実は、職場にも天然住宅で家づくりを経験した同僚がいたり、お宅へ訪問する度に数年たっても変わらない温かみや空気質を体感することができ、私たちも10年、20年先の生活を思い描くことができたこと、そして、同じ地域で天然住宅の家づくりを選択したご家族がいたことは大きな後押しになりました。
そう言ったご縁もあり、これから天然住宅で家づくりを考えている施主さんの力となれるよう、私たちも出来る限り、オープンな家づくりを行っていきたいという思いが強くなっていきます。
▲同じ地域に暮らす施主さんの家を見学した際の一枚
言いたいことの言える関係性が安心感に繋がるのだ
このコラムを書いている「今」は正確な概算金額も出ておらず（いいたいこと言っているので…）ヒヤヒヤとしています(笑)。
大黒柱伐採の為にエコラの森を訪問し、製材所の見学などを通して、くりこまくんえんが取り組む環境問題へのチャレンジを知ることができたこと、そして、子供たちに家づくりの一部を体験させてあげられたことはとても嬉しかったのですが、そのホスピタリティはどこからくるのか？と考えると、それは、天然住宅とくりこまくんえんの「信頼関係が構築されているから」だと、勝手ながら結論づけたんですね(笑)。であれば‼「最高の家づくり」のために私たちも「いいたいことを伝えていこう」と心に決めました。
家づくりに対する考え方
新たな生活をイメージし、必要のない部分はどんどんと削いで、質素（質良く素敵）な家づくりを心がけながらの天然住宅との打ち合わせはとても楽しく、コミュケーションや提案はとても施主目線で私たちにもフィットしました。家づくりに「人」が関わるということは、最終的には高いか安いかではなく、「いいたい事の言える関係性」が重要だったのだと考え方が変わるきっかけをいただきました。
第一弾はここまでとなりますが、今後も夫婦の視点で家づくりのいろいろを寄稿させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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