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家づくりは生き方だ!アウトドア一家が綴る家づくりストーリー#2|小さな家を考える編

こんにちは、ara fam父です。
 
現在、神奈川県西部の大磯というエリアに、天然住宅を建築中です。
家づくりを通してのたくさんの選択、そして「天然住宅を建てるまで」のストーリーを少しでもお伝えできればと思い、コラムを寄稿させていただいています。
 

家づくりのきっかけ編を綴った一話目はこちら>>
https://tennen.org/read_contents/14269

 
今回は家づくりの根幹でもあるプランづくりについてご紹介します。
 
私たちが自邸のプランを進めるうえで大切にしたのは、「自然環境」を如何に取り込んでいくか?ということでした。住宅設計は未知の領域でしたが、これから何十年と生活をする住環境を私たちらしく描いてしまおう!!と、設計ド素人が設計ノートを手に取ります。
 
その他、プラン作成の過程で参考となった書籍から得た家づくりのキーワードも施主目線でお話させていただこうと思います。
 

「私たちらしさ」を深める一冊のノート。


出会った土地は分譲地でありながら、隣接する家がなく四面が道路、更には細長いというなかなかお目にかかれない珍しい土地でした。「山に海に大地に」程よい自然環境が揃っている地域の良さを取り込むためにプランをイメージし深めていく過程で、設計ノートと出会います。このノートは尺貫法に基づいた4.55㎜の方眼紙で家の坪感のイメージがしやすく、ご自身でプランをしてみたいという方へ是非おすすめしたいノートです。
 

牛乳パックの古紙を切り抜き、浴槽やトイレ、階段スペースに見立ててレイアウトを組み替えながらノートと向き合います。間取りだけでなく断面図にもチャレンジしました。このブラッシュアップの作業がとても楽しく、家の中だけでなく土地の全体感や近隣の家とのバランスまで目を向けることができました。
 

設計図からイメージする、小さな家。


変則的な土地の家づくり、大きすぎるのは私たちらしくない…、小さすぎるのも窮屈か?夫婦での生活に丁度よいサイズ感とは?自然と一体感を得られる設計って?これらのキーワードを考慮しながら思案は続きます。
 
私たちの考えを後押ししてくれた書籍のひとつ「小さな家70のレシピ」は、小さな家ならではの工夫がいくつも描かれています。小さな家は心地よさのセンサーが磨かれるというキーワードは、小さな家づくりを検討されている方には参考になるかもしれません。
 
そして、親友が課題図書として私に手渡した、「宮脇壇の住宅設計テキスト」は平成5年に発行された書籍です。内容も読みやすくトピックも面白いもので、土地に溶け込むか主張するか、朝日のあたるダイニングで一日を始める、外と内の中間の空間が欲しい…などなど、ネタ満載で何度読んでもまったく飽きません。
 
これらの参考書籍との出会い、たくさんの設計図を見入ることで、実際にその家で生活しているかのような良い時間をいただいたのです。そして、親友とも図面だけでお酒を交わすことができる程に盛り上がったことは良い思い出です(笑)。
 

設計士さんの描く空間が素敵です。


こんなご時世ですので、基本リモートやメールで得た知識や希望を天然住宅へ共有しました。時に素人設計を図面にまで落とし込んでくれる余裕と優しさを感じつつ(笑)。
 
これまで、たくさんの打ち合わせを重ね、緑と一体となれる「外と中の境界線があいまいな空間」がある私たちらしいプランを設計の早田さんにご提案いただきました。
 
風の流れや空気感が想像でき、そこに集まる大人や子どもたちの豊かな表情が思い浮かびました。私たちの理想の暮らしとリンクし、更に中身を突き詰めていくことに発展してゆきます。

土地の中心部に建物を集約し、敷地内も四面道路も回遊でき、子どもたちの遊び心をくすぐる提案をしてくれた時には鳥肌が立ちました。妻は植栽を選定していく楽しみが増えた様子。確かにここが決まりだしてからは、植物屋さんを訪問する頻度が増えたような気が…。
 
そして、庭づくりを考える上で、妻が「これからの雑木の庭」という書籍を購入してくるのです。
侮るなかれ、庭。内と外の境界部分設計と造園の中間領域というキーワード、考えてみれば30年前の考え方と大切にすべきことは同じと気づくのです。また、それを形にしてくれた天然住宅には感謝しかありません。
 

私たちが、読み漁った参考書籍の中でもほんの一部のご紹介でしたが、振り返ってみるととても楽しい作業の連続でした。ぜひ天然住宅で家づくりを考えていらっしゃる皆さまも、この工程は大切にしてもらいたいと感じています。
 
家は人と人とのモノづくり。きっと設計士さんとの相性もあるのだと思いますが、特に、私たち(特に妻)にそのプランがピッタリとフィットしたわけですね。
 
第二弾はここまでとなりますが、今後も夫婦の視点で家づくりのいろいろを寄稿させていただきたいと思います。
 
 


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