こんにちは、スタッフの井上です。
今年1月にお引き渡しをした建主様の家の訪問レポート(後編)をお届けします。
前編は >>こちら
奥様との会話の中で心に残っているのが「家づくりを通して、自分でも驚くほど暮らしが変わった」というエピソード。
食事や衣服、洗剤など、できるだけオーガニックなもの、身体にやさしいもの、環境に配慮されたものを選ぶ場面が自然と増えてきたそうです。
でもけっして無理をして(がんばって)という感じではありません。
たとえば買い物。行くのは自然食品店ではなく、これまでと同じスーパーです。
変わったのは、原材料の表示を見るようになったこと。するといつものスーパーにも無添加や添加物の少ないものがちゃんと置いてあることに気づきます。それらを自ら「選ぶようになった」のが奥様の行動の変化です。
「友人からもらった綿で糸を作るのが、今やってみたいこと」と教えてくださいました
洋服は化繊ではなく、リネンなどの柔らかなものを着るように。
洗剤も、石鹸・重曹・セスキ炭酸ソーダ・過炭酸ナトリウム・ホタテパウダーなどを使っています。そう書くといろいろ「こだわっている」ように思いますが、ご自身はいたって普通。「自然素材の家とナチュラル洗剤のお掃除は相性が良くて効果も見えやすいから頑張らなくても続くんです」だそうです^^
設計図が綴じられた太いファイル。ご主人は建築の専門書を頼りに、設計図を読むのが楽しみに
ご主人にも変化がありました。家づくり中から、建築に興味を持ち始めたという話は聞いていましたが、専門書を読み込むなど、かなり沼にハマっていたよう。
一段落すると、その後は収納、DIYに目覚め、最近は野菜づくりにも興味を持ち始めたといいます。なんと今月から近所の市民農園を借りるそう!
息子さん、上棟式で込み栓打ちを体験してくれました
変化は、小学1年生の息子さんにも。
新しい夢ができました。
それは「家を建てる人」になること。家づくり中、設計士や大工さんの仕事を目の当たりにし、それがよっぽど心に残っていたようなんです。数字が大好きな息子さんの口からは、頻繁に建ペイ率や容積率の数字が出てくるそうですよ!
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驚きました。
三者三様、家づくりを通して、趣味が増えたり、暮らしや考え方が変わったり、新たな夢までできるなんて。
住まいの持つチカラは大きいなぁと改めて感じる訪問となりました。
Sさん一家の天然住宅での暮らしはまだまだはじまったばかり。これからの変化も楽しみに、また近況ご紹介しますね!
建主様の愛用品をご紹介
ダイニングテーブルとチェアは、「家具蔵」のオーダー品。四角でも丸でもない、楕円のような形。コンパクトな空間に置いても圧迫感なく使えます
自然栽培綿のカーテン。タッセルも同じ素材で作られています。国立駅そばにある、自然素材のインテリアショップ「たとぱに」で購入
ランチョンマットやコースターは、自然な風合いが魅力の、遠州綿紬で揃えました
袋の中に入っているのは、へちまたわし。食器洗いに愛用中です。「エコなだけでなく、使い勝手がよいところ」がお気に入りポイント
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