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【上棟】練馬の家

こんにちは、スタッフの井上です。

代表の田中もブログに書いていましたが、4月18日は、天然住宅史上初の練馬と立川で「2棟同時上棟」という、おめでたい日でした!

私は朝から練馬の現場へ。

9時過ぎに到着しましたが、すでに1階は出来上がっていました。

棟梁の中村大工が刻んだ木材が、どんどん組み上がっていきます。

応援大工は中村大工の仲間たち。現在建築中の府中市現場の棟梁、下社大工もいました。

「井上ブログ読んでるよ〜」と言ってくれた下社さん。このブログも読んでくれてるでしょうか^^

構造材は、宮城県「くりこまくんえん」から。

木材は、伐採時に200%くらいの水分を含んでいます。それを20%程度に落としてから家づくりに使用します。そうしないと、反りや割れなどの狂いを引き起こしてしまうからです。

主流は、100℃超で素早く乾かす高温乾燥。一方、くりこまくんえんでは60℃の低温乾燥です。高温乾燥に比べ、乾燥時間はかかるものの、木が持つ精油分がちゃんと残り、強度や耐久性を保持することができるんです。

この艶めきも低温乾燥ならでは。

そして、化学薬品で防虫・防カビ処理しないところも大きな違いです。

マスク越しでも、木の良い香りがしました。

同じ樹種でも一本一本違う、植物である木を使って建てること、人の手で作っていること。

品質管理された「工業製品」とは異なる魅力。だからこそ一棟一棟の品質を保つ難しさはありますが、託してくださった建主様の期待や希望に応えられるよう、「みんなで協力しながら」やっていく。それに尽きると大工さん達の姿を見て、改めて思いました。

休憩時間、中村大工からジュースをもらいました。こういうやりとりが嬉しいんですよね〜。
その後、木材を運ぶのを手伝わせていただいたり(←重たくて2本で断念・・)、お昼ご飯までおごっていただいたり。うれしかったです。大工さん達と雑談できる時間は楽しいですね!

そして、大工さんってかっこいい!

田中も言ってましたが、こういう姿を見て、大工に憧れたり、大工になりたいと思ってくれる子どもが増えたらと願うばかりです。(大工さん、この20年で半分に減っているそうです・・)

建主様も見学に来てくださったのですが、小学2年生の息子さんが興味津々でした。この光景、心にそっと焼きつけてくれますように。

天然住宅の家づくりは合板や集成材を使いません。端から端まで、すべて無垢材で家を建てます。

私たちのあたりまえが社会のあたりまえではないことを、時々忘れそうになるほど、本当にあたりまえにやり続けてきました。

無垢材をたくさん使えば、その分、林産地に払えるお金が増えます。林産地にお金が回れば、そこで働く人たちの雇用が守られ、結果的に山に人の手が入ります。

だいぶ地道ですが、「森を守る」ことを家づくりを通して実現したいと思う私たちにとって、この循環は創業時から変わらず大切にしている部分です。

そんなところにも注目していただきながら、完成まで見守っていただけるとうれしいです!


 

おまけ


息子さんの「上に登ってみたい」のリクエストに応え、中村大工が2階にあげてくれました。そっと見守りながらやさしく声をかける中村大工。(自身は3人の男の子のお父さんです)

仕事中の逞しさやピリッとした雰囲気とはまた違った一面がのぞけて、ほっこりでした。

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