![【視察報告】能登ひばの活用、フルタニランバーの取り組み](https://tennen.org/cms/wp-content/uploads/2024/04/439043468_913702084016229_2824416948702791026_n-1420x1065.jpeg)
先日、金沢の フルタニランバー株式会社さんの見学に行きました。
フルタニランバーは低温の木材乾燥機「wood be」を開発し、能登ヒバや広葉樹などを乾燥して製品を作っています。
この乾燥機の開発に田中優も関わっているということで、今回見学に伺いました。
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ヒバは水に強く、香りはリラックス効果があり、虫にとっては嫌な匂いで、虫を忌避する効果もあります。
この香りや性能を失わせないためには低温で乾燥してあげる必要があります。
ヒバは現地では「アテ」と呼ばれていますが、(マアテ、カナアテなど硬さによって呼び分けられたりもしています)乾燥させる時などに曲がりやすい木材として知られていて、「アテにならない」の語源となっています。
それくらい曲がりやすい木ですが、wood beで乾燥すると、曲がりにくい材になり、木材の香りも残してくれています。
![](https://tennen.org/cms/wp-content/uploads/2024/04/woodbe--1420x940.jpg)
低温で乾燥することと、改質水の性質、抗火石の遠赤効果で高い寸法安定性を担保できています。(詳細はこちら)
田中優の自宅にはこのヒバがふんだんに使われていて、匂いのおかげで蚊が家に入ってこないそうです。
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フルタニランバーではヒバを色々な方法で活用することを提案していて、その一つのプロジェクトがATENOTEです。ヒバをさまざまな楽器として活用しています。
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代表の古谷隆明さんは木の使い道を広げるためにいろんなアイデアの提案をしています。木材の可能性が広がり、ヒバが日常の色々な場面で使われるようになると良いと思います。また、低温乾燥機も理論が明らかになり、広まっていくようになればいいと思います。
今は、古谷さんは、能登の被災地支援に力を入れていて、仮設住宅のための木材を全国から集めて供給したり、現地に組手什を届けたりしています。能登の材を使うことが継続的な支援にもつながっていくと思います。
私たちは建築で、ヒバを使う提案もしていけたらと思います。
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