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【建築中】手刻み加工の現場を見学

こんにちは、スタッフの井上です。

相模原にある刻み小屋、相模原ベースへ。
建築中の建主様が、刻みの見学に来てくださいました。

棟梁は藤野さん。この道50年超のベテラン大工です。(寡黙ですが、笑顔がとってもチャーミングな方なんです)

その藤野さんが1ヶ月かけて、80本ほどの柱と、50~60本の梁、そして桁を、ほぼひとりで加工していきます。

複雑な仕口や継ぎ手の加工、一本一本異なる木の特性を見極めながらの作業は、技術力のある大工でなければできません。

工場での機械によるプレカット加工の家づくりが主流の今、こんなにも手間暇かけて自分達の家を建ててもらえるなんてと、建主様も感激されていました。

建主様には、木材を伐採するところから家づくりに参加していただいています。
製材の様子を見学したり、林業従事者の話を聞いたり。
そして今回、大工さんともたくさんお話していただきました。

効率を重視するなら、必要ないプロセスかもしれませんが、生産者や作り手の顔が見える家づくりは、安心感にもつながりますね。

建主様の笑顔を見ていると、こういう時間こそ大事にしていきたいと思いました。

建主様が伐採した木もありました。こちらはリビングの梁に使用します。

7月中旬の上棟に向け、加工もラストスパート。またご報告しますね。

▽建主様が綴ったコラムもご覧ください!

おまけ

現場監督は濱中。藤野大工とは十数年の付き合い。名コンビです。

大工と設計、そして現場監督。集まると自然と打ち合わせがはじまります。

図板と呼ばれる、大工さんの設計図。
柱の位置や、梁の継手や仕口がどのように接合されるかがわかるようになっています。

墨付けと呼ばれる、木材を手加工するための印。
完成時には隠れてしまう大工さんの自筆。個人的にグッときちゃう部分です。

土台はヒノキチオールを多く含むヒバ材を使用します。
強度が強く、腐りにくく、白蟻が嫌う木材なんです。

防カビ、防虫剤を使わない天然住宅の構造材。
加工中は木屑が大量に出ますが、あたりは爽やかないい香りに包まれています〜
 

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