こんにちは、スタッフの井上です。
最近は、朝晩の涼しさに、少しずつ秋の気配を感じるように。
まだまだ残暑は続きそうですが、季節の移ろいを感じ、嬉しく思うこの頃です^^
写真は帰省中に撮ったもの。
東京に住んでいると、どこまでも広がる空は特別な風景ですが、田舎ではあたりまえの景色なんですよね。
何を贅沢に感じるのか、住んでいる場所でも変わるのかもしれません。
さて、今日は現在入居者募集中の賃貸物件をご紹介します!
菜園付きの賃貸、つくりました
広大な土地を相続した若いオーナー様からの、「後世にも残る意義ある活用をしたい」というご相談がきっかけで形になったのが、菜園付き賃貸「だんだんハウス」です。
天然住宅が監修を行い、2019年に埼玉県上尾市に建築しました。
建物は広い敷地の、道路から少し奥まった場所に建っています。
四季折々の花々や紅葉が望め、全ての住戸からシンボルツリーのケヤキの大木を眺めることも。
まるで大きな公園の中で暮らしているような、開放感のある物件です。
いつでも住み替えができる自由さが賃貸の魅力ですが、かと言って住み心地も妥協したくない。天然木や自然素材が好きで、農的暮らしも楽しんでみたいという方に全力でおすすめしたいです。
ここからは建物について、詳しくご紹介しますね。
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ガルバリウム鋼板の落ち着いた外観。木造長屋の3世帯が暮らせるメゾネットタイプです。
玄関には深い軒をかけました。自転車やベビーカー、宅配の一時置き場所など、雨に濡れずに使用できるスペースがあります。
壁は高千穂シラスのそとん壁。
玄関には、棚板の高さを変えられる、無垢杉材で作った下足箱を設置。
壁の一部に、紺色の和紙クロスを貼りました。ピクチャーレールと、絵を照らすためのウォールウォッシャー照明も設けています。
リビングの一部仕切り壁はチョークボード。お子様のお絵描きや、家族間のメッセージのやりとりにも使えます。
床はすべて無垢杉材。蓄熱式の床暖房が入っています。
室内はコンパクトにまとまっていますが、必要な収納はしっかり配置。テレビ台や本棚など、細かな造作にもこだわりました。
南側の大きな開口には冬場の冷気対策で、断熱性の高いハニカムサーモスクリーンが設置されています。
キッチンは耐久性が高く、手入れのしやすいホーロー製。水切り棚、調理器具をかけるステンレスバー、バックカウンターや小さな食品庫など、限られたスペースの中でも空間を利用し、使い勝手に配慮しました。
玄関・水回りと、リビングを仕切る建具です。レトロで温かみのあるアンティークガラスがかわいい。
洗面脱衣室。天井に段差を設け、上部にも収納スペースを確保。水はねの気になる箇所はタイル貼りに。システムバスはステンレス製です。
トイレも腰高までは手入れがし易いタイル貼り。
照明は、夜中トイレに起きた時でも眩しくないよう、便器背面への間接照明のみ。
真鍮製のペーパーホルダーや、アイアンのタオルハンガーなど、細かなところにもこだわっています。
寝室は、クローゼット含めて6.4畳。
照明は天井には設けず、間接照明と壁面にシンプルな照明だけにし、明るさのグラデーションが出るようにしました。
日常にちょっとした楽しみを。階段上部に、寝室側から利用できる半畳分の可動式読書コーナーがあります。
2階はふたつの個室の他、2畳の納戸があります。
2LDKの59.62m2。メゾネットなので上下階の騒音の心配もなく、小さなお子様がいるご家庭でもゆったりと住んでいただけますよ。
リビングとデッキをつなぐ、大谷石の土間。庭には専有の菜園スペースもあり、気軽に家庭菜園がはじめられます。
排水管を瓦や砂利で隠したり、既存の建物の瓦を外構に再利用するなど、細やかな心配りも。
この写真は、竣工直前に行ったワークショップ時のもの。建物の脇に、今では珍しい、竹小舞に泥を塗った土塀があります。室内だけでなく外構にも、暮らしを豊かにしてくれるアイデアが散りばめられています。
一般的な賃貸住宅は立地やコストを重視しがちですが、だんだんハウスはオーナー様の強い希望で、素材にも環境にも配慮し、「ここに住みたい」「ずっと住みたい」と思っていただける価値を追求し建築しました。
最寄駅は、埼玉新都市交通ニューシャトル線「原市」駅。
駅から歩いて20分弱とやや離れていますが、大宮や都心で働きながら、週末は自然に触れながらゆったり暮らしたいという方には、他には得難い魅力があります。
賃料や条件など、詳細はミドリムシ不動産のウェブサイトをご覧くださいね。こちら
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だんだんハウスの施工写真は
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