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メンテナンス|フローリングの傷

時々お客様から、自然素材のお手入れについてこんなお声をいただきます。
「自然素材ってお手入れが大変そう」「自然のものだと扱いづらそう」
わかります!
自然素材って魅力的ですが、メンテナンスが大変そうなイメージもありますよね。

なので、スタッフが実際に検証してみることにしました!
ぜひ普段のお掃除や自然素材のお手入れの参考にしていただけたら嬉しいです。

今回はフローリングの傷のメンテナンス方法についてご紹介します。

天然住宅は、無垢のフローリングをおすすめしています。
特に杉のフローリングは、素足で歩いていただいても温かみがあり、柔らかく、気持ち良いです。
ですが、無垢のフローリング(特に杉の床)はどうしても傷がつきやすいです。

天然住宅のオフィスは、昨年の2月にリノベーションしました。
こちらは杉のフローリングです。きれいですよね~

…ん?おや?
よーく見ると傷がいたるところに…

特に椅子を使うところは目立ちますね。

実はこのようなへこんだ傷、アイロンで元に戻せるんです!

〈用意するもの〉
・アイロン(蒸気がでるものだとなお良いです)
・濡れタオル
・雑巾

では、早速はじめましょう!

まず、雑巾で気になる傷の部分を湿らせます。
雑巾に含んでいる水が少し垂れるくらい湿らせてください。

濡れタオルを敷いて、その上からアイロンをかけます。
丁寧にゆっくり、数秒押し当てます。

さてさて、どうなったかな~??
見てみましょう!

おお~!!
傷が消えています!
アイロンをかけていないところと比べるとその差は明らかですね!

このような傷は木の繊維が潰れているだけで、切れていません。
なので、潰れた繊維を温めてあげることで、繊維の中にある空気が膨らんで元に戻ります。
繊維が切れていないので、時間の経った傷もアイロンで元に戻せますよ。

この一面アイロンかけてみました。
結構きれいになりましたよ〜!

では次に、繊維が切れてしまっている傷は元に戻らないのか検証してみたいと思います!

こちらは繊維が壊れてしまっていますね…
上と同じ方法で試してみます。
結果はいかに…!?

う~ん…多少復活していますが、へこみに比べると床の傷は残ったままですね。
繊維が壊れてしまっていると元に戻すのは難しいということがわかりました。
ただ、回りの細かい傷は消えたので、少し目立たなくなりましたね。

今回使ったアイロンは蒸気が出るタイプのものでしたので、濡れタオルを引かずにできるのかやってみました。
蒸気が当たる程度、床から離してアイロンをかけます。

結果は…元に戻るのに少し時間がかかったので、濡れタオルを引いてアイロンがけしていただく方が簡単で、より短い時間でできます。

家が育つということは傷がつくことでもある


いかがでしたでしょうか?
以外と簡単にできることがわかりましたね。

フローリングの傷について天然住宅の建主さまに聞いてみると、実際に気になるのは住み始めて1〜2か月くらいで、だんだん気にならなくなり、ほとんど何もしていないという方もいらっしゃいます。

無垢のフローリングの良いところは、温かみがあることや気持ちがよいことだけではなく、傷がついてもあまり気にならなくなることや、年数を経るごとに良い味を引き出してくれる傷となることでもあるのかもしれません。
家が移り変わっていくのに、傷は必要な存在なのかもしれないですね。

かといって、住み始めや目立ったへこみの修復をしたいときなど、このような方法を知っておくのは便利ですよね!

よろしければぜひ試してみてください!

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