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住まいの道具|仏壇編

こんにちは。スタッフの小野寺です。

すまうととの共同プロジェクト「住まいの道具」第3弾の仏壇が設置されました。昨年末にお引き渡しさせていただいた都内の御宅です。
 

しっくいの陰影も相まって、全体の表情が美しい。

無垢のサクラでつくった仏壇は、もちろん化学接着剤不使用。扉はサクラの一枚板を加工しているので、閉じたときには2つの扉の木目が重なり合います。
 

小さくても、存在感は欲しい


今回製作いただいたものは、壁掛けの小さな仏壇です。扉が閉じているときも、開いているときも、空間に馴染むように、なるべくシンプルに。

一方で、仏壇は大切な人の居場所でもあります。ご家族にとっての大切な場所です。いつも傍で見守ってもらっているという、そんな安心感や存在感が欲しい場所。

すまうとの野木村さん曰く、「シンプルさと存在感を併せ持つ新しい仏壇」。

閉じているときは、すっきりとした箱。扉を開けると、本体の側面にピタリとくっつき、扉の存在をやわらげます。

同時に、扉や本体の前面にはトメ加工をほどこし、エッジの効いた表情を持たせています。無垢の木目は、あたたかみと存在感があります。仏壇内の真ん中正面の板には、木目が特徴的なものを選んでいただきました。

※トメ加工・・・部材の端の部分を斜めにカットする加工のこと。
 

もっと気軽に、家族と同じ場所に


使われている木材の美しさ、デザインの良さ、そして丁寧な仕事のおかげで、決して主張はしないけれど、存在感のある小さな仏壇ができました。

今回の仏壇は、ダイニングテーブルのすぐそばの壁に掛けています。必ずしも仏間ではなく、家族が集まる場所に、そっと取り付けるのもいいものだと感じました。

お墓や仏壇については、いろいろな考えが出てきていますね。「なくてもいい」というのも、もちろんひとつの尊重されるべき答えです。でも、家族の暮らしに関わらせてもらっている私は、ちょっと寂しい気持ちもあるんですね。

肩肘を張らず、もっと気軽に、みんなが喜ぶ在り方を考えていきたいですね。今回の仏壇の在り方も、ひとつの素晴らしい答えだと感じています。仏壇の在り方に悩まれている方の参考になれば嬉しいです。
 

住まいの道具 第1弾 トイレットペーパーホルダー、第2弾 タオル掛けをご使用いただいている「高台の小さなアトリエ」は こちら>>

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