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家づくりを支える職人たち#2

こんにちは、現場監督の大迫です。
 
一軒の家を建てるためには、大工さんをはじめ、たくさんの方の力が必要です。
 
しかし、その縁の下の力持ちとも言うべき職人さんは、普段から口数が少なかったり、シャイな人も多く、表に出ることはほとんどありません。
 
一方で、家づくりという一大プロジェクトを前に、どんな人が家づくりに携わっているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

このブログで少しずつご紹介していきたいと思います!

今回ご紹介するのは、天然住宅の頼れる存在、大工の藤野さんです。
 

藤野さんは天然住宅が設立した初期の頃からのお付き合いで、もうすぐ10年になります。
これまでたくさんのお客様のお宅を建てて頂きました。
 
大工歴はまもなく50年!
出身は岩手県で、15歳の時に棟梁に見習いで入り、5年間奉公した後上京しました。
当時の岩手県では殆どの人が山を持っていて、その山の木を伐採し、製材をして、地元の大工に家を建ててもらっていたそうです。
 

上京後しばらくは工事会社に勤めていましたが、26歳の時に自身の会社をつくりました。
大規模な鉄筋コンクリートの内部工事をはじめ、住宅や設計事務所からの仕事など、さまざまな仕事を請け負ってきたそうです。
当時は大工を雇ったり、弟子をとって仕事を教えることもしていましたが、現在は一人で仕事をしています。
 

棟上げで大工の手が必要な時は、仲間の大工さんに手伝いを頼みます。藤野さんも仲間の手伝いに呼ばれることもあるそうで、大工同士、助け合いながら仕事をしています。
 
建て方(上棟)の時は大工が主役になるのですが、こちらの指示がなくても作業分担し、どんどんと進めてくれます。
大工同士の連携がとにかく素晴らしく、何もないところからだんだんと家が建ち上がっていく様はいつ見ても圧巻なんです。
 

藤野さんは普段、天然住宅以外の仕事もしています。

天然住宅の魅力を聞いてみたところ、「素材のこだわり」と教えてくださいました。

藤野さん:

他にも自然素材系の家を建てることはあるけど、ほとんどが新建材も使っている。そうすると匂いも違うよね。あと、建てるのが難しいね。自分のように、頭で考えながら造るのが好きな人はいいけど、マニュアル通りの家づくりしか慣れていない人には難しいかもしれない。これからもっと若い大工が増えてくれるといいんだけど。

 

プライベートでは、奥様と息子さんの3人暮らし。ちなみに藤野さんには3人の息子さんがいますが、残念ながら誰も大工は継いでくれなかったそうです。。
 
「趣味がないとつまらないから」と、魚釣りをよくしているそうです。仲間と三崎港から船を出し、鯛を狙っているそうですよ!
 
黙々と仕事をされる、静かな印象がありますが、話しかけるとにこっと笑いかけてくれ、気さくにお話ししてくれます。(一枚目の写真、笑顔が素敵ですよね!)
 
仕事は丁寧で、相談にもにこやかに対応してくれますし、時には鋭い指摘をしてくださることもあり、私たちにとってもとても頼りになる存在です。
 
見かけた際は、どうぞ気軽に声をかけてみてください!
 

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