こんにちは、田中竜二です。
先日、工事部のスタッフとくりこまくんえんの工場で打ち合わせをしてきました。
工場では、栗駒が目指す木材を無駄なく使うカスケード利用の実践を見ることができます。
梁や柱など構造材をとり、フローリング、羽目板、家具材をとり、ペレットをつくり、チップをつくり・・と木材を端から端まで使っていきます。
さらに、今後、樹皮や隣地残材まで余すことなく使えるようにしていく予定です。
▲ペレットを製造する機械 ▲これがペレット。ストーブの燃料になります
エコラの森の近くには、サスティナビレッジという4戸4棟の長屋があります。ここにCHPというバイオマス発電&熱供給施設があり、長屋へ熱供給しています。ここでもエネルギー源は、石油や電気でなく、木材です。
余すところなく木を使うということはCO2排出量を限りなく減らすことです。また、この木材で長持ちする家を作ることはCO2の固定に繋がります。
栗駒の木材を使うことはこの循環に加わることですし、この木を使って家づくりすることは山や環境への大きな貢献になります。
▲サスティナ ビレッジ鳴子 ▲板倉造りの建物です
コロナで恒例のツアーの開催ができていませんが、その中でも少しずつくりこまは進化しています。栗駒と協力し、木材をもっとうまく活用して、住み心地よく、要望に沿った提案をしていければと思います。また、落ち着いたらぜひ皆様と一緒に栗駒に足を運べたらと思います。
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