天然住宅 よくある質問

みなさまから寄せられる
ご質問にお答えします。

天然住宅の家づくりに関するよくあるご質問のページです。みなさまから寄せられる質問とその回答をご紹介します。

家づくりについて

天然住宅の家が建つまでにどのくらいの時間がかかりますか?
セミオーダープランの場合、設計に3~5か月間、施工に6か月間程度かかります。
フルオーダープランの場合、設計とゼロから作り上げていくため、セミオーダープランに比べて期間はもう少し長くなります。
リフォームの場合は、規模によりかかる期間が変わってきます。
家づくりの流れ
予算設定や住宅ローンについても相談できますか?
予算設定も住宅ローンもお気軽にご相談ください。
ご希望の方に対しては、ヒアリングのうえ、生涯の貯蓄の推移をシミュレーションし、無理のない予算設定についてアドバイスさせていただきます。
住宅ローンについても、数あるローンの中からお客様に合わせた適切な住宅ローンをご紹介させていただき、その後の手続きもしっかりとサポートします。
家づくりの資金計画
土地探しについても相談できますか?
土地探しからお気軽にご相談ください。
資金計画とご希望に合わせて、土地探しのエリア選定からサポートします。
具体的な土地選びにあたっては、見るべきポイントのアドバイス、法規制の調査、敷地の環境や状態の現地調査を通じて建築業者としてお客様の決断をサポートします。
土地探し
間取りに希望は反映してもえらえますか?
フルオーダープランは、お客様のご要望を最大限に活かしながら、設計士より暮らしやすく、長く愛される家のプランを提案させていただきます。
設計士とゼロから設計したい、あるいは複雑な法規制への対応、複雑な構造、住宅以外の用途の場合はフルオーダープランで対応させていただきます。
セミオーダープランはフルオーダープランに比べて設計費、工事費を抑えるため、ある程度のルールを設けて図面の簡略化、合理化をしています。
もちろんお客様のご要望を伺いながらライフスタイルに合った間取りの提案をさせていただきます。
全国どこでも対応していますか?
・施工について
天然住宅が直接施工可能なエリアは東京全域と神奈川東部、埼玉南西部、千葉県北西部です。ただし、一部地域は遠方出張費をいただいての対応とさせていただきます。
提携工務店と協力して施工可能な地域もございますので、具体的にはお問い合わせいただけますようお願いします。
・設計について
下記エリアは、自然素材の施工に慣れている地域の工務店と協力して、設計事務所として関わらせていただいた実績があります。
山梨県、静岡県、宮城県、新潟県、山形県、京都府、兵庫県、滋賀県(関西エリア全般)、和歌山県、岡山県、広島県、香川県、徳島県
上記以外の地域についても対応可能な場合がございます。具体的にはお問い合わせください。
戸建てやマンションのリフォームはできますか?
どちらも承っています。現在お住まいのご自宅についてどのようなことにお悩みなのか、お気軽にご相談ください。
天然住宅の建てもの
個人用の住宅以外の建物も建てられますか?
集合住宅や保育園などの子ども向け施設も設計、建築しています。
企画の段階からサポートさせていただいています。
お気軽にご相談ください。
天然住宅の建てもの

住み心地・安全性について

家の中の空気がきれいなことは重要なことですか?
人が体内に摂取する空気の量は重さ換算で食べ物飲み物の約5.5倍に値します。私たちは、健やかに暮らすために、室内の空気がきれいなことは重要なことだと考えます。
残念ながら、部分的に自然素材を使用すれば室内の空気がきれいになるわけではないので、下地や接着剤、壁の中の見えなくなる部分まで、素材選びを徹底しています。
一般的な住宅では、有害化学物質を含む建材がたくさん使われており、揮発性の高い化学物質によって、健康被害に遭うこともあります。
天然住宅が素材選びを徹底している理由は、身体が心地よいと思える「空間」すなわち「空気」を作ることにこだわるからです。
健康のこと
大きな地震に耐えられますか?
木は本来、しなやかな強さのある素材です。
構造を素直な形状にして、無理・無駄な力がかかる場所を作らないこと、低温で乾燥し、木の細胞を傷めないこと、柱や梁などの木を金物に依存せずに繋いで一体化させることなどによって地震に強い家を建てられます。
天然住宅の耐震性
天然住宅の家はなぜ長持ちするのですか?
天然住宅では、住宅を長持ちさせるため、素材選びから完成したら見えなくなる部分まで徹底して家づくりを行っています。
中でも壁の内側の「壁内環境」が重要だと考えます。湿気の通り道を作ることで、壁の中に溜まらず室外へ抜けるよう誘導しています。また、調湿性能に優れた羊毛の断熱材ウールブレスにより、壁内環境を整えています。
その他、構造材には、木が本来持っている細胞を壊さないよう、低温くんえん乾燥した粘り強い木を使用しています。要所で木の性質を見ながら大工の手刻みにより加工することで、耐久性の高い構造をつくっています。
基礎コンクリートは、一般的に水セメント比65%に対し、天然住宅では50%以下の頑強なコンクリートにすることで、耐久性を高めています。
家の寿命のこと
天然住宅の家は暖かいですか?
優れた断熱・調湿性能をもつ羊毛の断熱材ウールブレスで家全体を覆うことや陽射しの室内への取り込みの制御などによって、夏涼しく冬温かい空間を作っています。
ご要望によって、木製インナーサッシを使用する、床暖房を施工するなどさらに快適に過ごすための対応も可能です。
寸法の安定した合板を使わず、ビニール製品で覆うことも控えるため、いわゆる高気密の家にはなりづらいですが、隙間風が入ってくるようなことはありません。
羊毛でつくった断熱材
木造の家は火事に弱いですか?
木は一概に「燃えやすい素材」とは言い切れないのです。
その理由として、木は表面が燃え始めても、すぐに炭化することで、まだ燃えていない部分への熱の侵入を低減し、酸素の供給を阻止します。杉の炭化速度(燃え進む時間)は一分間に0.6㎜~1.0㎜と言われています。
天然住宅でよく使用している30mm厚のフローリングが燃え抜けるのにかかる時間は、30分ということになります。その間に避難したり、消防署に連絡したり、対処することができます。
また、天然住宅の家は有害な化学物質を使用していないため、火災時に有害ガスが発生するリスクが少ないのも利点です。

天然住宅の耐火性
柱や梁の割れは家の強度に影響しませんか?
低温乾燥や自然乾燥など木の細胞を傷めない乾燥方法を採用した場合、木は乾燥の過程で表面から割れます。柱や梁材の割れに不安を感じる方もいると思いますが、各種試験の結果からも、柱や梁の割れの程度と強度の間に関連性は見出されていません。
アトピー、アレルギーが治りますか?
アレルギーの原因となる有害化学物質が極めて少ないため、お住まいになった方のアトピー、アレルギーが治ったという話を伺うことがあります。
ただし、必ず治るというわけでもないようです。

デザインについて

木の家と聞くと、山小屋風のイメージがありますが、どうですか?
木を多用しているため、温かみのあるデザインの家が多いです。
お好みに合わせて内装に使用する木の量や、樹種、色などを選択していただけます。
弊社の施工例をご覧いただき、お気に召すデザインがあれば教えて下さい。
天然住宅の建てもの

お手入れについて

無垢の杉のフローリングはメンテナンスが大変ですか?
普段のお掃除は掃き掃除や水を良く絞った雑巾、重曹水などで拭くことをおすすめします。
大掃除の際は、摩擦力のあるびわこふきんにセスキ炭酸ソーダ水を浸してお掃除してください。
床の汚れの程度に対して使用するアルカリの量が多いと木が黒くなるので、中和できるようにクエン酸を予め用意しておきましょう。
杉はやわらかいので傷はつきやすいですが、その分味わいも増すので愛着も湧きます。時間と共に変化していく家を楽しんでいただけるのも、自然素材を使っている利点でもあります。
どうしても気になるようでしたら、木材専用の蜜蠟ワックス、又はオイルを塗ると汚れがつきにくくなります。
どうしても汚れが落ちない場合は、ヤスリがけしてきれいにすることもできます。
メンテナンス|無垢の床の大掃除
メンテナンス|無垢の床のオイル塗装
キッチン回りが汚くならないか心配です。
キッチン回りの壁はお手入れのしやすいホーローパネルを選んでいただくのをおすすめします。油などの汚れが付いたときは、水をよく絞った布で拭いていただくと綺麗になります。
床の油汚れはフローリングに浸み込んでしまいますので、気になる場合はワックスや塗装で多少は防止できます。手洗いの石鹸などアルカリ性の汚れが床に染み付いた場合は、お酢やクエン酸をしみ込ませた布で拭いて中和することをおすすめします。
経年変化について教えてください
日光に当たりやすい場所の木の色味が徐々に濃くなります。塗り壁は年数が経ってもほとんど変化しません。
建物外部にも紫外線によって劣化する素材は極力使用しませんが、木材をそのまま使用すると、湿気を吸って時間の経過とともに朽ちていきます。
無垢の木を使用すると建物は歪みませんか?
無垢の木には一本一本癖があり、また乾燥の進行に伴い、収縮します。
住み始めてから最初の1、2年間で木の動きによる歪みが発生しますが、その後、木がガッチリ組み合わさって落ち着きます。
建具の開閉に不具合が生じたり、部屋のコーナーの壁にひび割れが生じたりすることがあります。
お声がけいただけば対応致しますが、ご自身で対応いただくこともできます。

お金について

割高なイメージがありますが、どうですか?
自然素材の住宅は一般的な建材に比べ、素材も高く、施工に要する手間もかかるため、初期費用は決して安くありません。ただし、その分快適性はもちろん、耐久性が高い、光熱水道費が安いなどの特徴があるので、生涯にかかる住宅コストで比較すると決して割高ではありません。
維持費はたくさんかかりませんか?
機械や住宅設備の交換頻度は一般の家と同様です。
ライフステージの変化に応じた間取り変更も一般の家と同様ですが、設計時に先を見越しておくことで対応しやすくなります。
屋根、外壁などの外部、床、壁などの内装とも、建材の劣化による交換、改修コストについては、極めて低いです。

森とのつながりについて

木をたくさん使ったら環境破壊になりませんか?
木は再生産可能な循環資源です。山地が多く、温暖湿潤で四季のある日本では建築に向いた品質の良い木がたくさん育つため、存分に活用したい資源です。
健全な森を守り育てようとする林業者を買い支えれば、人工林の荒廃に歯止めをかけることにもなります。
天然住宅で家を建てると、森を守ることができるとはどういうことですか?
天然住宅で家を建てることは、森をよみがえらせる大きなインパクトを持っています。
現在、日本の国土の2/3が森林であるにも関わらず、安い外材におされ、ほとんどの山に手入れが行き届かず放置されている状態です。風土に合った国産材を使い、山に仕事を増やし、林業再生に力をいれることで、山に手入れが行き届き、豊かな生態系が守られるようになれば、自ずと美しい自然が還ってきます。
そのため、天然住宅では、森を森として次世代に引き継ぎながら、木を伐りだす林業をしている林業者から木を購入しています。
森を守ること
提携している森に行くことはできますか?
年に2回林業体験ツアーを開催しています。春に皮剥き間伐体験、秋に伐採体験をしていただけます。
建主様はツアーに限らず、伐採可能な時期に伐りにいくこともできます。ご自身で伐った木をご自宅の柱や梁などに使用できますし、現地の人々とコミュニケーションをすることでより身近に森を感じていただけます。
くりこま植林&皮むき間伐イベント2019
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