天然住宅 読みもの

読みものメニューをみる

メンテナンス|無垢の床の大掃除

幼い子どもがいると、床が汚れる


無垢の床は汚れが浸透するので、一般的な合板の床と違い、かえって汚れが目立つかもしれません。
我が家には、幼い子どもたちがいるので、床がよ~く汚れています。

床の拭き掃除 ビフォー

子どもたちは庭から汚れた足で帰ってきて家の中を走り回る、食べ物、飲み物を食べ飲み散らかす、ときにはお漏らしも…
こんなことを明かしてしまうと、我が家に遊びに来てくれる人がいなくなりそうですね。

そんなわけで我が家の床は、張り替えて4年しか経っていないのに、床だけ築20年??という、味のある色になってしまいました。

無垢の床をナチュラルおそうじ


とはいえ、環境負荷と安全性の観点から、合成洗剤や、マイクロプラスチックの問題を生む道具は使いたくありません。
「ナチュラルおそうじ大全 本橋 ひろえ著」を読んで研究してみました。
この本、とてもわかりやすいのでお勧めです。
どのような汚れに対して、どのナチュラル洗剤(重曹、過炭素ナトリウム、クエン酸、石けん)を使えばよいか、
それぞれのナチュラル洗剤の力を引き出すにはどう使えば良いか、キッチン、トイレなど場所別の掃除の仕方も書いてあります。

ナチュラルおそうじ大全

今回紹介する掃除の方法はこの本からヒントをもらいながら、だいぶ逸脱した方法をとっていますが。

床の汚れの大半は酸性の汚れ


この本で調べてみると、我が家の床の汚れは料理の油汚れ、食べ物のカス、人の体から出る皮脂、垢、尿、汗など酸性の汚れがほとんど。
酸性の汚れであれば、重曹など、アルカリ性の液体を使って中和させることで、汚れが緩んで、落ちやすくなるようです。

無垢の床にはもうひと手間必要


重曹水などのアルカリ性の液体は木に含まれるタンニンと反応して、木を黒く変色させてしまいます。そのため、通常、無垢の木に対して使うことはご法度とされています。

そこで、アルカリ性の重曹水で拭いた後、酸性のクエン酸水で中和させる工程を計画的に組み込む実験をしてみました。

家の中の目立たないところで試してみたところ、実験は成功で、床の黒ずみも発生せず、清々しい色味が戻りました。

ただし、我が家ほど汚れている床では、重曹水はパワー不足でした。
そこで、アルカリ洗剤を重曹水(pH8.2)より強力なセスキ炭酸ソーダ水(pH9.8)に、ぞうきんも汚れ落ちのよい蚊帳ふきんに切り替えて掃除してみました。

下記に、我が家でたどり着いた、拭き掃除手順を説明します。

※樹種、床の塗装に使用しているものなどによって、結果は変わってくるかもしれません。必ず目立たないところで実験してから、全体の掃除に取り組んでください。我が家の床は杉の無垢材、塗装には米油を主とした「キヌカ」を使用しています。

手順① 掃除機がけ


 〈用意するもの〉
 ・掃除機

まずは掃除機で埃をとります。我が家では、毎晩ルンバが掃除してくれています。

手順② セスキ炭酸ソーダ水で拭き掃除


 〈用意するもの〉
 ・セスキ炭酸ソーダ (水500mlに対して小さじ1杯程度)
 ・40℃程度のお湯
 ・バケツ
 ・ふきん 4,5枚
 ・ゴム手袋

セスキ炭酸ソーダ水で掃除

※ふきんは我が家では、汚れが落ちやすく、かつ比較的経済的な「蚊帳ふきん」を使います。摩擦力のある「びわこふきん」を使えば楽ができそうです。ただし、価格が高いので、私には拭き掃除に使う勇気がありません…

※セスキ炭酸ソーダ水は触ると肌がぬるっとします。
 手荒れしないよう、掃除中はゴム手袋をはめていたほうがよいと思います。

ふきんを軽く絞り、汚れに対してセスキ炭酸ソーダ水を浸透させるように、まずは軽くゆっくり床をなでます。
そしてだんだん気合を入れてゴシゴシ拭きます。

できれば、家の中で一番力のある人にやってもらいましょう。

汚れたふきんはセスキ炭酸ソーダ水のバケツに入れないで、洗面所で水洗いします。

この繰り返しで汚れを落とします。

キッチンの床掃除中

この写真は我が家で一番汚かったキッチンの床。ビフォーアフターの差が強烈ですね…

この後の工程で、床に付いたセスキ炭酸ソーダを中和させるため、セスキ炭酸ソーダの使用量を記録しておきます。

手順③ クエン酸水で拭き掃除


〈用意するもの〉
・クエン酸 (水400mlに対して小さじ2杯程度)
・水
・ぞうきん

クエン酸で掃除

※手順②で使用したセスキ炭酸ソーダの量よりは少なくて大丈夫です。セスキ炭酸ソーダとクエン酸の中和の目安は1:1(粉の重量)ですが、床の汚れも酸性です。その分、クエン酸の必要量は減ります。

ぞうきんを軽く絞り、クエン酸水を床になじませていきます。
この手順は、汚れ落としを意識せず、気楽に取り組みましょう。

手順④ 爪楊枝で無垢の床の隙間を掃除


〈用意するもの〉
・爪楊枝
・ティッシュ
・掃除機

爪楊枝でフローリングの隙間を掃除

手順②で掃除しているときに、汚れた黒い水が無垢のフローリングの隙間に入り込みます。
ある程度乾いてきてから、爪楊枝を隙間に走らせると黒いカスが取れます。爪楊枝についた黒いカスはティッシュで拭き、床に落ちた黒いカスは掃除機で吸い取ります。

以上で無垢床の大掃除は完了です。

万一、床が黒ずんでしまった場合は、手順③で使用したクエン酸が足りなかったものと思われます。早めに、手順③を再度実施して、黒ずみを消しましょう。

この一連の作業は比較的大変な作業です。慣れないうちは一度に全体の掃除をせず、何度かに分けて限られた範囲の掃除をしていくことをお勧めします。

お掃除後


写真では伝わりづらいですが、実際に見ると一目瞭然です。
何よりも足ざわりが快適になり、床を張り替えた当初の気持ちよさが蘇りました。子どもも私もゴロゴロしてしまいました。

子どもたちも気持ちよさそう

and more

本橋ひろえさんのおすすめ書籍
「ナチュラルおせんたく大全」の読書日記は こちら>>
 
無垢の床、傷のメンテナンス実験記事は こちら>>

資料請求

問い合わせ

暮らしのこと、家のこと、
土地のこと。何でもご相談ください。

メールの問い合わせ

電話でのお問い合わせ

tel:042-439-6262

10:00〜18:00 / 日・祝のぞく