はじめまして。
今日からコラムを書かせていただくことになった、
「むらやま家族」の村山ともみと申します。
2013年に天然住宅さんで建ててもらった家に夫、3人の息子たち(小4・6歳・4歳)、私の両親の7人で暮らしています。
ちなみに、「むらやま家族」という、なかなかブレイクできないお笑い芸人のコンビ名や謎のユニットのようなハンドルネームは、ここから取りました。
2018年夏に訪れたスリランカの空港で、
ガイドをしてくださったウダラさんがこのボードを持って、私たち家族5人を出迎えてくれました。
今は思うように旅することができない日々が続いていますが、こうした状況になるまでは、長い休みに自然豊かな地を家族で訪れるのが趣味。キャンプも大好きな、アクティブな家族です。
ここでは、私たち「むらやま家族」がこの家で暮らす、騒々しくてドタバタながらもいとおしい日々について綴っていきたいと思います。
そもそも天然住宅で家を建てようと思ったのは今から9年前のこと。私たち夫婦は1歳だった長男と、賃貸のテラスハウスに住んでいました。
当時、出版社に勤めていた私たち夫婦のモットー(?)は、
「本は買って読め。家は借りて住め」。
家を買うという選択肢はありませんでした。
ところが、前年に起きた東日本大震災による原発事故が、生活を見直す大きなきっかけに。
食べものも着るものも、からだにやさしくて、心地いいものがいい。それらが私たち消費者の手に届くまでの過程においても、はたらく人や環境に配慮してつくられたものを選びたい。
そんなふうに考えるようになったのです。
さらに自然と、住まいにも人と地球へのやさしさ・心地よさを求めるようになりました。
ひらめいたらすぐに行動に移さないと気が済まない私は、早速、思いを叶えてくれるハウスメーカーを探し始めました。
「天然素材 ハウスメーカー」「健康 住宅」「自然素材 家」などでキーワード検索し、天然住宅さんのホームページにたどりついたその次の瞬間には、電話を掛けていたことを覚えています。
建材に有害な化学物質を使わず、住む人の健康を第一に考えていること。海外の環境を破壊をすることなく、100%国産無垢材の木を使って家を建てていること。家を建てれば建てるほど、森を守れる仕組みづくりを実践し、持続可能な森づくりと林業をめざしていること。
そのすべてに共感し、
「家を建てるなら、ここしかない!」と、直感的ながらも、強く感じました。
奇しくも、時を同じくして、父が田中優さんの講演会を聴きに行っており、「家を建てるなら、健康住宅がいいぞ」(「天然住宅」の名前を間違えて覚えていた父…笑)と言っていたことにも運命を感じ、そのことも後押しに。
こうして、数回の打ち合わせを重ね、いよいよ着工。週末には、家族3人で少しずつできあがっていく家を見に行くのが楽しみになりました。
2013年8月。
引き渡しの日。
玄関の扉を開けたら、杉の香りに包まれて、思わず深呼吸したことを覚えています。
まるで森の中にいるような、心地よい空間での暮らしがいよいよスタートした瞬間でした。
コラム2話目は >>こちらからご覧ください!