我が子が小学校に上がる時に、小1の壁というものがあることを知りました。
そして最近、小4の壁なるものがあることを知りました。
きっかけは来年度、我が子の放課後の居場所をどう確保するかが、娘の同級生のお母さん達が抱える悩みだと知ったから。
娘の通う学校では、学童は小学3年生まで。学童とは別に放課後クラブもありますが、学童の時間よりも短い運営で、現在は新型コロナウィルス感染予防のため休止中。次年度もどうなるか分かりません。
私はまだ、先のことなんて想像できていなかったけれど、周囲の「ねぇ、どうする?」という話を耳にする度にどこかそわそわしてきて…そうして調べていく中で、冒頭の「小4の壁」という言葉を見つけたのでした。
自分が知らなかっただけで世の中の多くの親達がこの道を通ってきたということも知ったのでした。
なかなか切実かもしれない。放課後の居場所探し
娘は小学校に入学して間もない頃から、ひとりで留守番ができる子でした。
去年の夏休みは、弁当を持って半日以上、図書館で過ごす日も。
彼女曰く、「ひとりだと静かに過ごせるから、けっこう好き」なんだそうです。(でも実際は寂しい気持ちも大いにある)
最近は友達と過ごすのが楽しみになり、ギリギリまで学童で過ごしていますが、いざ留守番をすることになっても、きっとできるのだろうな、と思います。
でも私自身、積極的に子どもに留守番をさせたいわけではないのが正直な気持ちです。そしてこのご時世、色々な理由から「子どもをひとりで(またはきょうだいがいても)留守番をさせられない」という親もいます。その気持ちもよくわかるのです。
あるお母さんは、放課後を全部習いごとで埋める作戦にしたよと言っていました。
それはそれで親子で負担も大きいし、けっして本望ではないのだけれど、しかたない。そんな切実さを感じました。
放課後の居場所づくりのために習いごとをする。はじめはそんな世界があるのか!と驚いたのですが、けっして他人事ではないのですよね。
一方、民間学童を利用する人もいるのだと聞きます。調べてみると私立の小学校に通えるくらいの月謝にびっくり!(でもよくよく考えたらあたりまえのことかもしれません)
これもまた知らなかった世界でした。
公共施設である児童館、そして図書館という選択もありますが、残念ながら最寄りのそれらは来年まで休館のようで、ますます選択肢が限られます。
こういう時、自分だけで悩まず、困ってる人同士で助け合ったり知恵を出し合える人にすごく憧れるのですが、引っ込み思案な性格も手伝って、なかなかに孤独です。とは言え、何も行動を起こさなければ状況は変わらないので、これから色々な選択肢を見つけては、子どもと相談しながら決めていくことになるのだと思います。
▲食器洗いは私よりも丁寧かも?
こういう環境の変化はきっと、子どもがぐぐーっと成長する機会でもあるから、あまり大袈裟にならずに考えていけたらとも思います。
そしてこういうことって、過ぎてしまえば「そんなこともあったな」「でも何とかなったな~」で終わるのだと思います。(今までもそうだったし、そして過ぎたところでまた別の問題が発生するので、過ぎ去った問題はすぐに忘れてしまう…)
でも今、こうして抱えているちょっと心配だな、不安だなという気持ち。そして放課後の居場所に困っている人がけっして少なくないという事実を忘れないでおきたいと思い、記すことにしました。
一定期間、親子で踏ん張って「しのぐ」ことも必要だけれど、児童期のすごく大切な時間だからこそ、子どもにとってポジティブな過ごし方ができる居場所を用意してやれたら、親子にとってどんなにか安心で幸せだろうと思います。
(けっして時間つぶしのためのお留守番にはしたくないのだよなぁ)
我が家ではこんな風にしているよ、世の中にはこんな素敵な居場所や取り組みがあるよなど、実践していたりご存知の方がいれば是非教えてください。
子どもは日々成長していく生きものだ
上の日記を書いたのが去年の11月。
それからまだ2ヶ月足らずですが、ある変化がありました。
娘が自ら友達と約束をし、放課後一緒に遊ぶようになったのです。
自発的に学童を休む日も増えてきました。
「今日は友達が来るかもしれないから、お母さんは家で仕事しないでね!」なんて言われる日も…笑
少しずつ状況は変わっていくし、子どもはいつだって臨機応変でたくましい。そんなことを思います。
とは言え、長期休暇などはそうも言ってられません。
そんな時、横浜市の学童施設「もあなのいえ」のことを思い出しました。
もあなのいえは、天然住宅で園舎の改修をさせていただいた、もあな保育園や、めーぷる保育園と同じ団体が運営しています。
自然の中で遊ぶ体験を大事にしながら、子どもたちの主体性を重視した小人数制の学童なんです。
自宅からは電車を乗り継ぐ必要はありますが、こんな場所で過ごせるなら子どもも楽しいんじゃないか。親のほうがわくわくしてきます。
ということで、今週末開催の入所説明会に参加する予定です。
どうなるか分からないけれど、これもまた小さな一歩になることを願って・・。
「子育て」のタグがついた読みものは
>>こちら
人気のこちらの記事もチェック
「森のようちえん型の認可保育園が新スタート!」