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新築の家のびっくり事件簿|天然住宅の家に暮らす建主の日常#03

むらやま家族の母・村山ともみです。
夫と三兄弟(小4・6歳・4歳)、私の両親の7人で、2013年に建てた天然住宅の家に暮らしています。

はじめましての方にとっては、「むらやま家族って何ぞや?」ですよね。
「むらやま家族」という、不可思議なハンドルネームの由来については、こちらをお読みいただけると嬉しいです。

今日のコラムは、家を建てて3ヶ月。無垢の木の家での心地よい暮らしが日常になってきた頃のお話です。

当時3歳になったばかりの長男は、絵を描くのが大好き(後に、絵画教室に通うようになります)!
寝ても覚めても、こんなふうに、お絵かきを楽しんでいました。

 

ある日のことです。

 

えっ?

一瞬目を疑いました。

あってはならぬ場所に、かわいい顔がふたつ。

すぐさま、さまざまな思いが頭をよぎりました。
以下、数秒間のうちに私の頭に浮かんだ思いです。

・紙はどーした!?
・まさか、油性?
・消えるかな。
・まだ新築なのに。

慌てて水拭きしてみたものの(よく見ると右の絵の顔がにじんでいます)、まったく消えません。油性マジックだったようです。

そして、その次の数秒間、

・かわいい絵だな。
・左の子が、右の子のこと見てる。
・写真撮っとこ!

と、少し冷静になって絵を見られるようになったのですが、階下にいる夫の顔がよぎりました。

キャンバスは、リビングの、かなり目立つ場所です。
きっと、ショックを受けるだろうなぁ。

そこで、

「みんくん(長男)がとんでもないことをしたんだけど、怒らないでね」

と前置きしつつ、夫を現場へ案内すると、

「あー、やっちゃったね。これ、油性?」
と、一言。

でも、次の瞬間には「かわいいじゃん」と言っていたのを覚えています。

その後、「この絵はおかあさんとみんくん」だという長男の言葉に、私は消すかどうか迷ったのですが、夫は意外にもあっさりと「消すでしょ!」と言ったこともあり、消すことに。

でも、どうやったら消せるの?
なんて思っている間に、夫がインターネットで消す方法を調べてきました。

その方法とは…

みかん…ではなく、みかんの皮です。みかんの皮の成分が、油性マジックの成分を溶かすとかなんとかで、皮の外側でこすれば、薄くなるというのです。

なぜみかんの皮かというと、
「せっかくの無垢材の床に、化学物質の入った落書き落としは使いたくない」という夫の思いから。

こうして、夫の、“暇さえあればみかんの皮で床をこする日々”がスタートしました。

来る日も来る日も、夫は結構な力でこすっていましたが、落書きはすぐには消えませんでした。
でも、少しずつ薄くなっていき、今では目立たなくなりました。

その後、画伯にお絵かきボードを買い与えたことは言うまでもありません。

小さなお子さんがいる場合、無垢材の床でもうひとつ、気をつけていただきたいポイントがあります。

それは、ミニカーのおもちゃです。

ご存知の通りミニカーのおもちゃは硬いので、子どもが落とすと、この通り床がボコボコになります。

気になる方は、お子さんがよく遊ぶ場所だけでも、ラグを敷いておくといいかもしれません。

とは言え、神経質になっていたのは新築の間だけでした。

そのうち、経年変化だと思って気にならなくなりました。

今では床や柱の傷も、私たちがこの家に暮らしてきた軌跡…とは言い過ぎですが(笑)、生活の一部になりました。
 

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