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家づくりは生き方だ!アウトドア一家が綴る家づくりストーリー#5|〜馴染み始めた生活編〜

 
こんにちは、神奈川県西部の大磯町で夫婦+子ども2人と暮らす、ara fam父です。
秋への入り口を感じる今日この頃、皆さん夏バテはしていませんか?
 
「きっかけ編」からはじまった、私たちの“建てる人コラム”もこれで最後のストーリーを迎えます。
 
4月某日、大雨の中、町内に暮らす友人に手伝ってもらい強行した引っ越し作業から早いもので5か月が経とうとしています。
 
Vol.5となる今回は、夢にまで見た天然住宅での生活、新生活がはじまってから感じたこと、変化、いいところなどを寄稿させていただきます。
 

これまでのコラムはこちら
https://tennen.org/tag/家づくりは生き方だ!

住・環境


収納を減らした間取りだったこともあり、もともと収納家具が少なかったこともあり、物が多いことへ自責の念を感じながら、思うように片付かない期間が長く続いていました。お約束だったコラムに向き合う時間も取れず、心ここにあらず…他人の家に入ったような状態が続いていたのですが、落ち着く住・環境へと近づいてきたのは、そう、植栽が整ってきてからだったな~と改めて思い返してコラムを書かせていただいています。
 
「庭は自分たちで整えていきたい」という考えから、今回は地元の花屋さんにご指導いただきながら、はじめに玄関周りを整えていきました。住・環境というように、住まいと環境をどうリンクさせるか。どんな場所であっても、緑や土に触れる環境を整えていくことは心をリセットさせる意味でとても良く、片付けも捗りだしたのです。
 
今では窓から見える植栽が天気により印象を変えてくれるので、その空間にいることが楽しみでなりません。

燻煙のかおり


住み始めて1ヶ月が経ったころ、私たちの落ち着きと共に”持ち物”も家に馴染んでくるのでしょうか。友人宅に遊びに行ったとき、「ara fam家の匂いになってきたね~」と言われました。私たちの服?持ち物?体?いや、全てから?ほのかに杉のかおりが漂っていたようです。
 
天然住宅の家は一般的な杉の木のかおりとも違い、燻煙独特のそれがします。住み始めてしまうと感じることのできない、そのかおりを友人が言葉で表現してくれたことがとても嬉しく、木の家に住む良さを再認識することができました。 そして、燻煙窯でじっくり乾燥を待つ木材たちを自身に重ね、ゆっくり燻されていく様を可笑しく想像するのでした。

お気に入りの場所


私の好きな場所は、くりこまの無垢材の温かみある床に寝ころび、天井を眺めると目に映る、家族で伐採した大黒柱、化粧板の美しい木目、手刻みが施されている梁、吹き抜けから差す光などなど、この家の全てがギュッと詰まって見える土間玄関が特にお気に入りの場所になっています。
 
コラムで寄稿したこと、言葉足らずで書ききれなかったこと、天然住宅の皆様とのやり取りなど、これまでの家づくりを思い出すことができる、とても個人的な“お気に入り”となっているその場所に、最近息子が寝ころんで天井を眺めているではありませんか(笑)。何を感じているのかわかりませんが、きっと彼らも自然とくつろいでしまう自分だけのお気に入りの場所をもう見つけているのかもしれません。

 

コンパクトな家のすすめ


22坪(+ロフト)という一般的に考えるとコンパクトな我が家ですが、友人たちが遊びにきたときに口を揃えていうのが「広いね~!」という一言でした。多くの来客が発するその一言に、私の心の中ではしめしめと思っています(笑)。
 
設計の早田さんと多くの会話を経て進めた、「空間を広く見せる工夫」が活かされているな~と感じるのです。 
(ここでの工夫ついてはまた追々、コラムを綴る機会があればうれしいなと思っています。) 
 
ara fam母からは、コンパクトな家の良い点について少し触れてみたいと思います。
 
まずはキッチンについて!収納量が少ない分無駄な買い物が減りました。もともと我が家はまとめ買いタイプではないのですが、食材や調味料などのモノ選びがより慎重になりました。空間が圧迫されないように選んだオープン棚はほどよい抜け感があって空間にも馴染んでいます。見せるものと隠すもののバランスが大切だと感じているので収納方法についてはまだまだ試行錯誤していますがそれも楽しい生活の一部となっています。 

 
次はお風呂の拘りを…。我が家では0.75坪タイプとコンパクトな浴槽にしたことで、ホーロー浴槽へとグレードアップすることができました。これが色々と大正解で、コンパクトにすることで、掃除の際は隅々まで目が行き届き長期的にみてお風呂を綺麗に保つことができそうだなと感じています。 
 
そして、先日、箱根温泉に行ったとき感じたのですが、「あれ?この身体に染みわたるお湯の感覚、いつものお風呂と同じだ!」って…。どうやら娘も同じことを感じていたようで、ホーロー浴槽の”温泉のようなぬくもり”を毎日味わえるのでした!
 

天然住宅は経済的?!


私たちは、西湘での暮らしを夢見て、当初は趣のある平屋の住宅に住んでいたのですが、水道光熱費の負担には、どの季節もストレスを感じていました。
 
これまでの5年間、参考までにと水道光熱費の集計をしていたのですが、天然住宅に住みはじめて5か月が経ち、結果として4割削減になっていたことにとても驚きを隠せずにいます。住・環境だけでなく、経済的にも確かな満足を得ることが出来た私たちの新居ですが、この後も大黒柱のようにどっしりと、ゆっくり年輪を重ねてゆきたいと思います。

あとがき・・


様々なことを学び、経験させてくれた家づくりでした。
 
土地探しから、間取りの相談に乗ってくれた友にありがとう。
引っ越し直前、蜜蝋ワックスを夜な夜な塗るのを手伝ってくれた友にありがとう。
 
大雨の引っ越し作業を自前調達で行ったことはよい思い出、最初にこの家でとった食事は仲間とのお寿司でした。手伝ってくれた友にありがとう。
 
そして、私たちの夢を叶えていただいた関係者のみなさま、天然住宅のみなさまへありがとうございました。
これから、天然住宅に染まっていきます‼
 
  

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