初めまして。
1月から広報担当として入社しました田村と申します。
これから、インスタグラムやブログの配信で登場することになりますので、よろしくお願いします。
好きなものはジブリ映画と猫、銭湯。公園で昼寝をしたりと、自然を感じることも大好きです。
先日、建主様の2年点検に行ってきました。
天然住宅の家に入るのはこの日が初めて。
「スタッフでありながら、初めて」という特殊な立場ならではの感じたことを、こちらに綴ってみようと思います。
つたない部分もあると思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです。
自分のための家
自分が今まで知っていた、見ていた「家づくり(選び)」は、どこかの誰かのために建てられた家、その中から選び、与えられた家に合わせるように暮らす。そんな「家づくり」でした(「家選び」といったほうが正しいかもしれません)。
建売の実家に住んでいる私にとって、「自分たちの暮らしを見つめ、その暮らしにあった家を作り、愛着をもって暮らす」そんな暮らし方があることに衝撃を受けました…!
箱としての家に愛着を持つ
皆さんは、家の柱や壁、床などの家自体に愛着を感じたことはありますか?
正直、私はありませんでした。
家の中に詰まっている思い出やそこに住む家族に愛着は持っていても、建築物としての「家」に愛着を感じたことはありません。
だからこそ、2年点検で、建主様が家そのものを大切にしている姿を見て、「こんな感覚があるのか」と衝撃を受けました。
一番驚いたのは、天然素材だからこそできるひびや隙間を、「うんうん、生きてる生きてる」と言わんばかりの表情で受け止めている建主様の様子。
天然住宅の家は、そのほとんどを天然素材で作ります。見えない部分、壁の内部ももちろん自然素材。
自然のものだからこそ家に形に合わせようとして木が変化する。それによって多少ひび割れも起きてしまう。構造上問題ないのですが、自然素材以外の家では起き得ないこと。
にもかかわらず、それを受け入れ、楽しんで暮らしてくださっている。
特に奥様は、天然住宅に住み始めて以来、日常で使うもののほとんどが、オーガニックの製品に変わったそうです。頑張って変えたわけではなく、家との相性がいいから自然と使うようになったとおっしゃっていました。
旦那様は建築時に出た廃材で小物入れを作られていました。
改めて天然住宅を見て
自分の家に愛情を持ち、いとおしさを感じている建主様をみて、すごく素敵な生き方だと感動しました。
箱である家に、思いを詰めて暮らす。
壁や床、柱一つ一つに思い出を抱き、その変化にも愛おしさを持って暮らしていく。
華やかな家具や装飾をしなくても、その家だけで、十分に豊かな暮らし。
その感覚は、私には新しく、胸が高鳴った初訪問でした。