こんにちは。事務スタッフの松野です。
今回は、家づくりにまつわる補助金のお話です。
2024年3月下旬から、省エネ住宅に関する補助金制度がスタートします。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器導入等の住宅省エネ化を支援する、下記4つの補助事業の総称です。
・子育てエコホーム支援事業
・先進的窓リノベ事業
・給湯省エネ事業
・賃貸集合給湯省エネ事業
このうち、天然住宅での家づくりに利用できるのが、『子育てエコホーム支援事業』です。
▼ 子育てエコホーム支援事業とは?
エネルギー価格など、物価高騰の影響を受けやすい、子育て世帯・若者夫婦世帯による、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年のカーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業です。
これらの交付・申請手続きは、子育てエコホーム支援事業者に登録した業者が行うものとなっております。
(株)天然住宅は、子育てエコホーム支援事業者に登録しており、前年度も同様の補助金であるこどもエコすまい支援事業を、たくさんの建主様にご利用いただきました。
補助対象、補助額、対象期間については、次のとおりです。
▼補助対象
①注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入の場合
・子育て世帯(18歳未満のこどもを有する世帯)
・若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)
②リフォームの場合
・リフォームする住宅の所有者(子育て世帯・若者夫婦世帯問わず)
▼ 補助額
①注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入
・長期優良住宅の場合:1住戸につき100万円
・ZEH住宅の場合: 1住戸につき80万円
②リフォーム リフォーム工事内容に応じて定める額
子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/1戸
その他の世帯:上限20万円/1戸
長期優良リフォームを行う場合
子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/1戸
その他の世帯:上限30万円/1戸
子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合:上限60万円/1戸
つまり、省エネ性能の高い住宅を取得する子育て世帯・若者夫婦世帯、そして年齢に関わらず、省エネリフォームをする方に補助金を出しますよ、という制度です。
新築住宅の対象要件は、長期優良住宅、またはZEH住宅に該当することです。
天然住宅の家づくりにおいては、標準仕様からさらに断熱材(羊毛)の厚みを増したり、断熱性能がさらに高いサッシを選ぶなど、仕様をグレードアップすることで、長期優良住宅やZEH住宅の認定を取得することができます。
グレードアップに係るコストや申請費用などがかかりますが、その点を補助金で補填できれば家の性能も上がり、一石二鳥の家づくりが叶います。
ほかにも長期優良住宅認定を取得すると、住宅ローンや税金の優遇措置が受けられるメリットもありますので、家づくりを検討する際にはご一考の価値があるかと思います。
◆ 対象期間
・対象工事の着手 2023年11月2日以降
・交付申請期間 2024年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日迄)
新築注文住宅とリフォームの場合の交付申請までのスケジュールとしては、
プラン作成、工事請負契約、着工したのちに、交付申請(予約)ができる流れとなります。
この時点で予算上限に達した場合は受付終了となりますので、新築やリフォームをお考えの方は、早目のご検討をおすすめします。
※昨年のこどもエコすまい支援事業は2023年9月28日に予算上限に達しました
この制度を利用して家づくりをお考えの方は、対象となる工事内容や詳細など、ぜひ一度ご相談ください。